FXを始めてみたけど、なかなか損切りができない!
なぜ損切りが重要なのか分からない!
このようなお悩みをお持ちであれば、この記事で解決することができます。
- 損切りの重要性
- 損切りの具体的なタイミング
それでは詳細について解説していきましょう。
Contents
損切りとは?
損切りとは、FXや株式のトレードなどので、保有しているポジションの損失を確定させることをいいます。
損切りは「ロスカット」や「ストップロス」ともいいます。
損切りをすることで、それ以上損失を拡大することを防ぐことができるので、トレードする場合には、予め損切りラインに逆指値を入れておき、損失の拡大を防ぐための設定をするのが基本となります。
損切りの重要性
FXや株式でトレードをする上では、損切りは非常に重要になります。
なぜなら、損切りをすることで損失の拡大を防ぐことができ、あなたの大事な資産を守ることになるからです。
ネットを検索すると、為替相場はいずれ戻ってくるから、損切りしない方がいいという意見も散見されますが、トレーダーとして損切りをするスキルを身につけることは必須となります。
マーケットから退場しないためにも、初心者のうちから損切りを徹底するようにしましょう。
損切りのタイミング
損切りの重要性をご理解頂けたところで、具体的に損切りのタイミングについて解説していこうと思います。
損切りの具体的なタイミングは次のとおりです。
- サポートラインの少し下
- レジスタンスラインの少し上
- ネックラインの少し上or下
- 直近安値の少し下
- 直近高値の少し上
なぜこの5つのタイミングで損切りすべきなのか?
理由は、サポートラインやレジスタンスライン、直近高値・安値をブレイクすると勢いよくブレイクした方向に価格が動く可能性があるため、損失が大きくなりやすいからです。
したがって、サポートラインやレジスタンスラインなどをブレイクして、意図した方向で逆に為替が動いたら、速やかに損切りをする必要があるのです。
これだけは分かりにくいので、それぞれの損切りのタイミングについて実際のチャートを使って解説していきます。
①サポートラインの少し下
1つ目の損切りのタイミングは、「サポートラインの少し下」です。
サポートラインとは、日本語で下値支持線のことをいい、相場がその下値より落ちないと思われるラインのことをいいます。
チャートを使って具体的に説明していきます。

上のチャートでは青い線がサポートラインとして機能していることが分かります。
この場合、サポートライン付近で買いエントリーをするのであれば、損切りラインは赤いラインのところになります。
②レジスタンスラインの少し上
2つ目の損切りラインは、「レジスタンスラインの少し上」です。
レジスタンラインとは、日本語で上値支持線といい、相場がその上値より落ちないと思われるラインのことをいいます。
レジスタンスラインと損切りの具体例をチャートを使って説明します。

上のチャートの青いラインがレジスタンスラインになっています。
レジスタンスラインの付近で売りエントリーをした場合、損切りラインはレジスタンスラインの少し上の赤いラインのところになります。
レジスタンスラインを突破されると、価格は勢いよく上昇していくことが予想されるので、レジスタンスラインの少し上を損切りラインにする必要があります。
③ネックラインの少し上or下
3つ目の損切りラインは、「ネックラインの少し上or下」です。
ネックラインとは、ダブルトップやダブルボトムなどの形成時に引くことができる水平なラインのことを指します。
文字で見るよりも実際にチャートを見た方が分かりやすいので、下の図を見てください。

青い水平線がネックラインになります。
ダブルトップを形成後、ネックラインを価格が下回り、再びネックラインにタッチするタイミングで売りエントリーをします。
この場合、ネックラインは大きな壁となっているので、ブレイクせずに価格は下がっていくことが予想されます。
しかし、そのネックラインを再び上抜けるようなことがあれば、価格はさらに上昇する可能性があるので、損切りラインを上のチャートの赤いラインの位置に設定します。
④直近安値の少し下
4つ目の損切りラインは「直近安値の少し下」です。
今回は上昇トレンドのチャートを用意しました。
上昇トレンドなので、押し目買いにより利益を狙うことになりますが、損切りラインをどこに設定するべきでしょうか?

損切りラインは、直近安値の少し下に設定する必要があります。
今回の場合、買いエントリーしたところから上昇しているので、上昇トレンドが継続したことが分かるものの、直近安値を下回るようなことがあれば、下降トレンドに転換するかもしれません。
よって、直近安値の少し下に損切りラインを設定するようにしましょう。
⑤直近高値の少し上
5つ目の損切りラインは、「直近高値の少し上」になります。
今回は下降トレンドのチャートを用意しました。

下降トレンドの場合、上のチャートのように戻り売りを狙うことになります。
仮に、上のチャートの位置で売りエントリーをした場合、損切りラインは、赤いラインの位置に設定することになります。
エントリー前に損切りラインは決めておく
ここまで損切りについて説明してきましたが、損切りラインを決めるタイミングが重要になります。
損切りラインは、エントリー前に決めておく必要があります。
なぜなら、最初に損切りラインを決めなければ、損切りするタイミングが分からず、含み損が雪だるま式に大きくなっていくことになります。
また、FX初心者のほとんどが損切りをすることができず、資産を失ってしまっているのも事実です。
この記事をきっかけに損切りをきちんと行い、あなたも勝ち組トレーダーになってください。
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