ドルが市場のリード役

ドルが市場のリード役

最近ドルが5週連続下がり続けているというのがマーケットでも取り上げられています。

先週は1.7%もの下げになりました。

1週間で1.7%の下げというと、たいして大きな下げには聞こえませんが、過去10年間のドルの週間の値幅は0.5%から3.0%のレンジなので、1.7%は大きい方と思います。

加えて7月はここまで2.9%の下げを記録しています。

ここからドルはどうなるのでしょうか?そして、ドルの動きは為替マーケットにどんな影響を及ぼしているのでしょうか?それが今回の記事の目的です。

 

さて「ドル」を表す指数には3~4種類の種類があるようですが、そのうちの代表的なものにニューヨークで取引されているドルインデックスという指数があります。

米国のICE US Future(インターコンチネンタル取引所)に上場されている銘柄でドルインデックス指数先物として取引されています。

1973年に導入された米ドル指数で最も影響力の強いのが特徴です。

以下の通貨との比較&割合(パーセント)で構成されています。

  • EUR(ユーロ):57.6%
  • JPY(日本円):13.6%
  • GBP(英国ポンド):11.9%
  • CAD(カナダドル):9.1%
  • SEK(スウェーデンクローナ):4.2%
  • CHF(スイスフラン):3.6%

 

最近の下げがメディアに取り上げられているのは、冒頭でコメントしたように最近は一方的に下がって来ていて、特に先週末はテク二カルに重要なサポートであった今年3月6日の安値94.65を切って引けたからです。

ドルインデックスはトランプ大統領が大統領に就任した時にピークをつけて2017年1月に103.82というピークをつけてから下げはしたが、13カ月後の2018年2月に88.25まで下がって底打ち後、株価の上昇につれて今年3月に103.22でピークを打って以降とダウントレンドになっています。

 

コロナウイルスの感染拡大が依然として続いているせいで、特に発展途上国で感染者数が拡大し始めているために実需のドル需要は依然として強く、ひっ迫感がまだ続いていますが、FRBが無制限緩和、ゼロ金利政策をとっているので、そのひっ迫感も若干は薄らぎ始めているのかもしれませんが、まだまだこのひっ迫感は続きそうです。

ただ、ひっ迫感があるといっても、ドル価は下がっています。

世界的に株価も上昇し続けてきたので、(リスクオンでドルが発展途上国に回り始めて、それが原因で)ドル売りが加速し始めているのかもしれません。

 

今週末のInvesting.comはドルの今後について次のような意見を伝えています。

米国全体でコロナウイルス感染が継続的に拡散しているため、経済成長を脅かし続ける中、ドルは金曜日に5週連続のマイナスとなりました。

しかし、11月に民主党大統領候補者のジョー・バイデンが勝利すれば、それは変わるかもしれない、とBofAは言っています。

バイデンが11月の米大統領選挙に勝利すれば、ドルは当初弱まるかもしれないが、前副大統領が提案した経済支援策を好感して反発する可能性が高い。

バイデンが提案する政策、特に税金と規制に関する政策は成長には逆効果になりそうだが、コロナウイルスと国際貿易に関する彼の政策はドルをサポートするものだ、とBofAアナリストは言った。

 

BofAはバンク・オブ・アメリカのことです。

この意見が正しければ、裏返すとトランプ大統領の再選があると、ドルは下がり続けるということになります。

その通りなのでしょうか?何がドル相場を動かすのか?あるいは今相場を動かしているのは何なのか?

 

その時々で原因が変わってきますが、コロナ以前はリスクオン・リスクオフで相場が動いてきました。

つまり株価が起点でした。

リスクオフというのは、投資家がリスクを回避するようになり、より安全な資産に資金が向かいやすい相場状況を表した金融用語です。

例えば、地政学リスクや米中対立の懸念が高まる時をリスクオフ(リスク回避)と呼び、株式から比較的安全とされる米ドル(米国債)や日本円(日本国債)などに投資家の資金が向かう傾向となります。

逆にリスクオンとはリスクをとれる環境のことで、比較的安全とされる米ドル(米国債)や日本円(日本国債)に投資したお金をはがして株価にお金を回せる状態のことを言うことはご存じだと思います。

 

コロナ以前では何が原因かは別にして、株価が下がれば、比較的安全とされてきたドルと円が買われていたので、日経株も上がりドル円も上がるという公式が生きていました。

昨年までは株価の上昇するリスクオンの時のドル買いは限定的だったので、ドル円は急騰していたのですが、最近ではリスクオンになるとドルも買われていたので、ドル円の上昇は限られていたのです。

逆に株価が下がるリスクオフの時はドルも円も下がるのでドル円の下げは限定的になっていました。

 

さて、コロナで株価が大暴落したのが2月から3月にかけてでした。

その後世界的に株が上昇してきましたが、それまでのリスクオン・オフと為替の動きが公式通りに動かなくなってきています。

結論から言うと、株価がマーケットをリードする時代からドルという通貨がマーケットをリードするという形に変わり始めています。

完全に変わったと言って差し支えないでしょう。

 

原因はともかくドルが売られると、ドル円は下がり、ユーロドルやポンドドルなどのドルストレートは上がるという新構造です。

この新しい関係が正しければ、11月3日の大統領選まではトランプ氏とFRBのドル安政策が続くので、それまではドル円が売られ、ユーロドル、ポンドドルが買われ続けることになるのでしょうか?!

著者プロフィール

memo
ウィンインベストジャパン( https://win-invest.co.jp/ )
齊藤トモラニ 老舗FXスクール代表。
FX会社主催のセミナー講師としても活躍する。
著書に『簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード』
ロンドンfxの松崎美子さんと一緒にYouTube「fxの流儀」を配信中
<FXの流儀youtubeチャンネル>
https://www.youtube.com/channel/UC30w5H2MGSs6wP1YFjPeXBg

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