FOMCとは!?メンバー構成も分かりやすく解説!

FOMCとは!?メンバー構成も分かりやすく解説!

 

明日の早朝3時(本日のニューヨーク時間午後2時)に昨日から開かれているFOMC会合の結果発表が予定されます。

為替、株式の世界では毎月第一金曜日に発表される非農業部門雇用者数(いわゆる雇用統計)と同様、影響力の高いビッグイベントです。

発表される内容と30分後から始まるFRB議長の記者会見での発言次第でマーケットは大きく動くことになります。

 

SMBC日興証券の用語集によると

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。

日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。

FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。

その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

 

そのFOMCのメンバーはFRB理事7名と、ニューヨーク連邦準備銀行総裁1名、地区連邦準備銀行4行の総裁4名の計12名で構成されています。

その12名が投票権を持っていますが、地区連銀総裁についてはニューヨークを除く11の地区連邦準備銀行総裁が持ち回りで投票権を持つことになっています。

また、現在FRBの理事席は2名欠員になっており、結局10名の投票で政策決定がなされているようです。

 

12地区連銀とは…
  1. アトランタ
  2. ボストン
  3. シカゴ
  4. ミネアポリス
  5. ニューヨーク
  6. フィラデルフィア
  7. セントルイス
  8. クリーブランド
  9. ダラス
  10. カンザスシティー
  11. リッチモンド
  12. サンフランシスコ

の各連銀です。

 

現在の景気判断をもとに政策金利(FF金利、フェデラル・ファンド)の引き上げか引き下げあるいは現状維持の方針を決定します。

また、通貨量の市場流通量を調節する公開市場操作の方針を決定します。

そのために、彼らは景気の動向を見極めるために経済指標のチェックもしています。

その経済指標といわれているのが、雇用統計、PCEデフレータ(個人消費支出の指標)、消費者物価指数(CPI)、小売売上高などです。

 

現在は新型コロナという100年に一度の危機なので、利下げ推進派のハト派の人は当然ですが、利下げに慎重なタカ派の人も3月に2週間で2回目の緊急のFOMC会合をもって1.5%の利下げを決定しました。

加えて7,000憶ドル(75.6兆円)もの量的緩和を決めると大胆な行動に出ています。

FRBは株価が下げ止まらないのを観て、企業の資金繰りをサポートするためにコマーシャルペーパーの買い入れを決定しています。

その効果があって米国ダウは、ほどなく底打ちし今に至っています。

 

欠員になっている2人の理事席については、利下げ派のトランプ大統領は昨年から自分の意志に沿うハト派の2人(クリストファー・ウォラー氏とジュディ・シェルトン氏)を指名し、承認待ちですが、上院では2人も承認されたようです。

ただ、その後審議が進んでいないようです。なぜかはよくわかりません。

 

さて、市場は各投票メンバーの発言には極めて敏感です。

FOMC直前10日間はブラックアウト期間とされており、FOMC参加者は発言を禁じられています。

それ以外では各委員の講演やインタビュー予定があらかじめ決まっていますので、委員のいつもと違う発言などには市場は極めて敏感な動きをします。

ということで、各メンバーのスタンス(利下げ、利上げに積極的か消極的か)を理解しておくことはFX、株価のトレーダーにとっては非常に重要な情報となります。

 

2020年に投票権のあるメンバーのスタンスを見てみましょう。()内は利下げ派=ハト、利上げ派=タカです。

  1. FRBパウエル議長(ハト派)
  2. クラリダFRB副議長(ハト派)
  3. クオールズFRB副議長(中立)
  4. ブレイナード理事(中立)
  5. ボウマン理事(タカ派)
  6. ウイリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(中立)
  7. ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(タカ派)
  8. カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(超ハト派)
  9. カプラン・ダラス連銀総裁(中立)
  10. メスター・クリーブランド総裁(タカ派)

 

2020年の10名のハト・タカ比率は若干ハト派ということになります。

また投票メンバーが出席不可の場合には臨時投票権を持つメンバーがあらかじめ指名されていますが、今年のメンバーは次の4名です。

  1. バーキン・リッチモンド連銀総裁(中立)
  2. ボスティック・アトランタ連銀総裁(中立)
  3. デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(中立)
  4. エバンス・シカゴ連銀総裁(ハト派)

 

ちなみに今年投票権のない他の地区連銀総裁はに、ブラード・セントルイス連銀総裁(超ハト派)、ローゼングレン・ボストン連銀総裁(タカ派)、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁(超タカ派)がいます。

 

2020年に投票メンバーとなった4人の地区連銀総裁のうち、最も意見の強い人が2019年の利下げを強く主張した超ハト派のミネアポリス連銀のカシュカリ総裁でした。

このほかに中道派のカプラン・ダラス連銀総裁、タカ派的傾向のある中道派ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、タカ派のメスター・クリーブランド連銀総裁が新たに投票権を持っています。

一方、昨年の投票メンバーだった4人のうち、カンザスシティー連銀のジョージ総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁は計3回の利下げにいずれも反対票を投じたタカ派でした。

従って、投票権が誰に渡るのかでFOMCの結果に大きな影響が出てきます。

今年投票権がなくなった残りの2人は、0.25ポイント利下げを決めた9月のFOMCの際に、0.5ポイントの利下げを主張した超ハト派のブラード・セントルイス連銀総裁と、インフレ率を2%の当局目標に押し上げてその状態を持続させるため、やはり金融緩和策を支持したシカゴ連銀のエバンス総裁でした。

 

2021年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、シカゴ、リッチモンド、アトランタ、サンフランシスコなので、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(タカ派)、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(超ハト派)、カプラン・ダラス連銀総裁(中立)、メスター・クリーブランド総裁(タカ派)が抜け、エバンス・シカゴ連銀総裁(ハト派)、バーキン・リッチモンド連銀総裁(中立)、ボスティック・アトランタ連銀総裁(中立)、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(中立)が投票権を持つことになります。

 

ちなみに、2022年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、クリーブランド、ボストン、セントルイス、カンザスシティ、2023年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、シカゴ、フィラデルフィア、ダラス、ミネアポリスと決まっています。

 

パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、FOMCの恒久メンバーとして他のFRB理事4人(現在は2人欠員)とニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の支持を期待できるため、地区連銀総裁4人全員が同時に反対に回る極めて異例の事態となったとしても、自身が主導する政策の道筋が実際に阻まれることはなさそうです。

ただし、ボウマン理事はタカ派なので、彼次第ということでしょうか?

 

この辺の情報をベースに、今晩のFOMCの結果(大きな政策変更はないと思われますので、無風に近いというのがコンセンサスです)や今後のメンバーの発言と市場の反応を観察してみたらどうでしょうか?

著者プロフィール

memo
ウィンインベストジャパン( https://win-invest.co.jp/ )
齊藤トモラニ 老舗FXスクール代表。
FX会社主催のセミナー講師としても活躍する。
著書に『簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード』
ロンドンfxの松崎美子さんと一緒にYouTube「fxの流儀」を配信中
<FXの流儀youtubeチャンネル>
https://www.youtube.com/channel/UC30w5H2MGSs6wP1YFjPeXBg

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