コロナ禍の世界のGDP

コロナ禍の世界のGDP

今週は各国の第2四半期GDPが発表されました。

特に目玉となっていたのが米国の第2四半期GDPです。

本日の日経朝刊はトップ記事でこれを次のように伝えていました。

世界経済V字回復困難 米GDP4~6月32.9%減 新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に大きな傷痕を残している。

米商務省が30日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、前期比年率換算で32.9%減少した。

感染再拡大で7~9月期の回復力も疑問符がつく。

コロナ感染と経済停止という複合危機は出口が見えず、雇用支援策などを続けられるかが当面の焦点となる。

 

SMBC日興証券の用語集によれば、

GDPとは国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のことです。

GDPには日本企業が国外で生産した付加価値は含まれません。

GDPは国の経済力の目安としてよく用いられ、日本の名目GDP(2018年)は554兆円(4.96兆ドル、1ドル=110.4円で計算)と、米国(20.58兆ドル)、中国(13.89兆ドル)に次ぐ世界第3位の経済規模となっています(内閣府資料より)。

このGDPが前年同期や前期と比べてどのくらい増減したのかを見ることで、国内の景気変動や経済成長を推定することができ、それを「%」で示したものを経済成長率といいます。

 

さて、昨晩米国とドイツの第2四半期の実質国内総生産(GDP)が発表となりました。

米国については冒頭の日経の記事でもご紹介しましたように、第2四半期のGDP速報値は前期比9.5%減少、年率換算では32.9%減(市場の予想値34.5%)となりました。

四半期ベースの公表を開始した1947年以降で最大の落ち込みを示したことになります。

新型コロナウイルスのパンデミックが全米の事業活動に大きな打撃を与え、大量の失業者を生んだ状況が浮き彫りになった形です。

米経済の70%を占めると言われる個人消費は前期比年率34.6%減少(市場の予想値34.5%)と、同じく過去最大の減少率となっています。

特にサービス分野への支出は同43.5%減少し、パンデミックが及ぼした打撃の深さを示しています。

 

32.9%ダウンというのはすさまじい下げですね。

上述の2018年の米国のGDPは20.58兆ドル(2,160兆円)でしたが、これだけ下がると13.81兆ドル(1,450兆円)にあってしまった計算になります。

13.81兆ドルというと、2018年の中国のGDPと変わらない数字です。

中国のGDPが下がってなければ、とっくに世界のGDPの順位が変わってしまうほどのインパクトに大きな数字だったのです。

 

さて、この数字は米国がロックダウン中の数字であったので、7月からの第3四半期GDPはV字回復が予想されていて、その予想をベースに株価は3月以降上昇してきたわけです。

しかし、ここにきて暗雲が垂れ込めてきているようです。

7月30日のブルームバーグによると

キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、アンドルー・ハンター氏は「5、6月に経済活動が大きく持ち直したことは周知の通りで、7-9月(第3四半期)GDPが力強い伸びを示すお膳立ては整いつつある」とリポートで指摘。

その上で「新型コロナ感染がここへきて再び急拡大し、7月には景気への重しとなり始めている。V字回復が続く公算は小さい」と記した。

と報じています。

 

回復がV字になりそうもない証拠の一つが昨日発表された週間の新規雇用者数です。

米労働省が30日発表した新規の失業保険申請数は143.4万人と前週(142.2万件)に続き2週連続で増加していました。

また総受給者数も1701万8千人となり、前週から86万7千人増えています。

総受給者数は5月上旬の2,491万人をピークに緩やかに減少してきていましたが、再び悪化に転じてきています。

また、失業率は4月の14.7%をピークに11%台まで低下しているものの、このまま高止まりする懸念があるとメディアは伝えています。

ということから米経済の回復はV字ではなくU字の可能性が高いということになるわけです。

 

さて、昨日はGDP世界第5位のドイツの第2四半期のGDPも発表になっています。

結果は前期比10.1%(予想値9.0%)前年同期比マイナス11.7%(予想値-11.5%)より若干悪かったことで、ドイツDAX株含めヨーロッパ株が軒並み2~3.5%さげる要因となっています。

株価は下がりましたが、ユーロは上昇しています。

 

本日午後6時に発表となったユーロ圏の第2四半期GDPは、予想値は-12.0%、前期(第一四半期)が-3.6%であったのに比べ-12.1%でした。ちなみに前期(第一四半期)比で第2四半期はスペイン-18.5%(前年比-22.1%)、イタリア-12.4%(前年比-17.3%)、フランス-13.8%(前年比不明)、ドイツ-10.1%(前年比-11.7%)です。このGDPが発表された後、株価には影響ありませんでしたが、ユーロドルは売られています。

 

ということで、昨日、一昨日と主要諸国の第2四半期GDPが発表されたわけですが、中国は16日に発表済みです。

あの大きな国で主要諸国や日本よりも2週間も早く発表できるのですからすごいです。

中国が出す数字は信用できないという人も多いですが…。

いずれにせよ、中国国家統計局が発表した第一四半期GDPは-10.0%でしたが、第2四半期は前期比でプラス11.5%、前年比では+3.2%とV字回復を実現しています。

もっとも上海株価は4.5%も暴落していました!

 

さて、発表が飛び切り遅い英国は8月12日ですが、それを除くと次は日本です。

日本の第2四半期GDPの発表は来週8月3日(月)になります。

予測値は前期比では-0.7%、前年比-2.8%が市場のコンセンサスのようです。ちなみに日本はコロナとコロナ対策としての自粛勧告だけでなく、昨年10月の消費税のダブルパンチが効いてしまって、他先進国と違ってGDPは昨年第4四半期からすでにマイナス成長になっていました。

昨年第4四半期は年率で実にマイナス7.2%。ただ、欧米のような都市のロックダウンではなかったので、第一四半期は-2.2%と数字は軽微でした。

ただ、2四半期連続のマイナス成長、つまりリセッションに陥った状態です。そして、第2四半期のGDPですが、来週月曜日に発表される数字に注目です。間違いなくマイナスですから、これで3四半期連続のマイナス成長となることが確実視されています。

消費税減税が不可避と思われます。

AkiFXキャンペーン実施中【7月】

AkiFX(当サイト)の専用バナーから口座開設するとキャッシュバックキャンペーンに参加できます。

AkiFX特別タイアップキャンペーンもあるので、この機会に新しいFX会社を試してみてはいかがでしょうか。

※以下の専用バナーからどうぞ↓

最大57,000円キャッシュバック(+5,000円UP

当サイト限定!最大53,000円キャッシュバック(+3,000円UP

当サイト限定!最大57,000円キャッシュバック(+3,000円UP
トレイダーズ証券[みんなのFX]

当サイト限定!最大505,000円キャッシュバック(+5,000円UP

最大30,000円キャッシュバック
SBIFXトレード

最大30,000円キャッシュバック
GMOクリック証券

最大30,000円キャッシュバック

最大30,000円キャッシュバック

最大508,000円キャッシュバック
FXプライムbyGMO

最大50,000円キャッシュバック
LINEFX_通常

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です