気になるイギリスのEU離脱! 2020年の動向や為替への影響とは?!

気になるイギリスのEU離脱!

2020年の動向や為替への影響とは?!

2019年12月12日にイギリスで解散総選挙が行われました。

結果は保守党の圧勝。

これによってイギリス国内ではEU離脱の動きが本格的に強まりました。

この出来事は為替の相場に大きな影響を与えます。

ここではイギリスのEU離脱がどのような影響を与えるのかを解説します。

この記事に書いてあること…
なぜイギリスがEUを離脱しようとしているのかEU離脱がもたらすユーロ ドルへの影響2020年のイギリスやEU動向の注目ポイント!
 
この記事を読むと…
イギリスがEU離脱へ向かっている理由が分かる!ドル ユーロなどの世界を代表する通貨がなぜイギリスに影響されるかが分かる!2020年注目すべきニュースのポイントが分かる!
 

イギリスがEUを離脱しよいうとしている2つの理由

EU(欧州連合)とはヨーロッパの国々が国境を超えて協力し合おうと考え作られた組織です。

現在ヨーロッパ28カ国の国によって構成されています。

EUの特徴としては

  1. EU加盟国では自由に行き来することができる
  2. EU加盟国では輸出、輸入の制限はない
  3. ユーロという共通通貨を導入していて、加盟国ほとんどの国で使える。

といったようにメリットが多いと思われるEUです。

じゃあなぜイギリスはこのEUを離脱しようとしているのか解説します。

28カ国からなるEU加盟国間の経済格差!

28カ国も加盟していると、経済の安定した国もあれば不安定な国もあります。

その中でもイギリスは経済の豊かな先進国です。

貿易や製造業が盛んなことから世界的に見ても経済大国といえます。

反対に経済危機を迎えたギリシャなどは国民一人あたりのGDPも低く、決して国として裕福とはいえません。

この経済格差が大問題となっているのです。

上図のようにドイツ、イギリス、フランス、イタリアの主要4国が6割超(64.39%)を占めています。

こういった国々の経済格差がヨーロッパの中軸であるイギリス国民に大きな不満をもたらしています。

EU加盟国のいずれかの国の経済が悪くなると自然とEUの中でも好景気なイギリスなどの国は足を引っ張られてしまいます。

現に2012年にはギリシャの債務危機問題を解決するためにEUは金融支援を実施していました。

主な支援国はイギリス、ドイツ、フランスとヨーロッパの先進国が大きな負担を強いられたこともあり、大きな経済負担を背負うことになったのです。

EU独自の法律がもたらした移民問題によるイギリス国民の不満!

EUには独自の法律があります。

加盟国であればEU圏内の国を自由に行き来することができるというものです。

これによって、自国の経済が悪く職を失った人々はこぞって経済の安定したイギリスなどの国に職を求めるようになりました。

これによって多くのイギリス国民の不満が爆発したのです。

多くの移民がイギリス内に入ってしまい治安の悪化や、もともとイギリスに住んでいた人々の職業を奪ってしまうという事態が起きました。

雇用と公共住宅を主張する移民に対して国民は不満をあらわにします。

2019年12月12日に行われたイギリス総選挙では保守党が圧勝しイギリス国民の民意はEUの離脱であるということが証明されたのです。

1990年1995年2000年2005年2010年2015年2017年
3650.294155.294730.175926.167604.588411.028814.72

(単位:千人)

1990年から2017年にかけて移民の数が2.4倍ほど増えていることが分かります。

EU離脱による為替相場の影響

イギリスではユーロの通貨の導入はされておらず独自通貨ポンドが使われています。

イギリスはポンドを手放すと金利の決定権から離れてしまい、金融政策を独自に行えなくなることを恐れてユーロを導入しなかった経緯があります。

ユーロが導入されていないにも関わらず、イギリスのEU離脱は世界の為替相場に大きな影響を与えることになります。

イギリスは世界的に見ても経済の豊かな国です。

GDP(国内総生産)が高く世界の4%を占めています。

これは2020年1月現在世界5位で世界を代表する経済大国です。

ポンドはアメリカ合衆国ドル、ユーロに続く世界3位の通貨であるためイギリスの経済動向は世界の通貨に大きな影響を与えます。

EU離脱によるユーロ、ドルへの影響とは?

EU離脱の話は、ここ最近になって話題になっているわけではありません。

この問題はイギリス政府も慎重で長期化しています。

その間、様々なEU離脱によるニュースが飛び交い、ドル、ユーロにも大きな影響を与えました。

EU加盟国のイギリスが離脱ということになれば、EUにとってはもちろん、アメリカ経済にも大きな影響を与えます。

現にアメリカのドナルド・トランプ大統領は「イギリスのEU離脱はアメリカ、イギリス間の貿易協定をだめにする」と述べています。

世界の経済をリードするアメリカとイギリスの関係悪化につながればユーロ、ドルのみならず他国の通貨市場にも影響があるので常に最新ニュースをチェックすることが重要です。

2016年に初めてEU離脱派のイギリス保守党が選挙に勝ちました。

このころから本格的にイギリスのEU離脱は始まります。

この時ドル、ユーロへの影響は大きくありました。

2016年10月7日(金)にはフランスのオランド大統領による「イギリスはEU離脱の報いを受けなければならない」と発言したことからイギリスポンド/アメリカドルが数秒のうちに6.1%暴落するという事態が起きました。

暴落の原因として全てイギリスのEU離脱問題が引き金です。

GBP/USDチャート。

左の矢印は2016年6月、右が2016年10月のものです。

どちらも大暴落していることが分かります。EU離脱の懸念による為替市場の不安定さが伺えます。

2020年注目すべきポイント!今後のEU市場はどうなる?

2020年1月31日にイギリスがEUを離脱することは濃厚といわれています。

EU離脱が確実なものとなればユーロを使った取引をする際は以下のようなニュースに注目する必要があります。

  • イギリスを拠点としていた大企業が撤退していないか
  • EU離脱の前例を作ったことにより、他の加盟国も離脱をほのめかすようなニュースは出ていないか
  • 各国の大統領や要人がイギリスのEU離脱に対する懸念やメリットを発言していないか

EU離脱問題の長期化は為替の市場や投資家の心理を不安定にさせてきました。

おのずとユーロやドルといった世界を代表する通貨に影響を与えることになるのでこれらのニュースは必ず追って分析をすることが重要となります。

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