速報:3月9日の主なニュース

【3月9日これまでのニュース】
■イエレン米財務長官、来年に完全雇用も-大規模な経済対策なら
イエレン米財務長官は、十分な規模の積極的な追加経済対策パッケージが実行されれば、米国は2022年に完全雇用に復帰し得るとの認識を示した。一方でパッケージが不十分であれば、雇用と経済の回復は遅れる恐れがあると指摘した。
イエレン長官は7日、CBSの番組で「労働市場は失速しつつあるようだ」と述べた。
長官は低賃金労働者とマイノリティー、女性が最も厳しい状況に置かれているとし、景気減速が長期化すれば「恒久的」なダメージを被りかねないと指摘。「労働市場は深い穴に沈んでおり、抜け出すのはまだずっと先だ」と語った。
イエレン氏はCNNの番組で、十分な支援がなければ米労働市場は2025年まで回復しない可能性があると述べた。
長官はバイデン大統領が掲げる1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策について、特に雇用創出に的を絞ったものでないことを認めた上で、対策に伴う支出が労働者需要を創出すると指摘した。
追加経済対策についてサマーズ元米財務長官は先週の米紙ワシントン・ポスト(WP)の論説で、規模が大き過ぎる可能性があり、インフレなど「大きなリスク」を伴うと指摘したが、イエレン氏はそうしたリスクは、新型コロナウイルス禍から力強く脱却するために現時点で十分な支援を行わないことによる「傷」に比べれば小さいと主張し、サマーズ氏の懸念を退けた。

■原油相場が一時71ドル台-サウジの原油ターミナルに攻撃
ロンドンの北海ブレント原油先物が8日午前のアジア時間帯の取引で一時2.6%急伸し、1バレル=71ドルを上回った。サウジアラビアにある世界最大の原油ターミナルが7日、ミサイルやドローンによる攻撃を受けたが、生産には影響がなかったもようだ。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント先物5月限は一時1バレル=71.16ドルと2020年1月以来の高値を付けた。シンガポール時間午前8時46分(日本時間同9時46分)現在では2.2%高の70.87ドル。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は2.2%高の67.54ドル。前営業日には3.5%急伸していた。
サウジのエネルギー省はペルシャ湾沿岸ラスタヌラの輸出ターミナルにある貯蔵タンクが海側からドローン攻撃を受けたと説明。同ターミナルは世界需要の7%弱に相当する日量650万バレルの石油輸出能力を持ち、世界で最も守りが堅いとされる石油施設の一つ。
サウジ石油施設に攻撃-迎撃により死傷者や原油生産への影響なし
中東ではイエメンの武装組織フーシ派がサウジに対し一連の攻撃を仕掛けるなど敵対行為がエスカレートしていた。バイデン米政権は先月、シリア東部で親イラン勢力に関連した施設に空爆を実施した。
原油相場は先週、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が予想に反して現在の水準の協調減産を維持することを決めたため急伸。この決定を受け、投資銀行による原油相場見通しの引き上げが相次ぎ、ゴールドマン・サックス・グループはブレントが今年7-9月(第3四半期)に1バレル=80ドルを突破すると予想している。

■米GE、航空機リース事業を3兆円規模で売却へ 米紙報道
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は7日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が航空機リース事業をアイルランドのリース大手エアキャップに売却する方針だと報じた。売却額は300億ドル(約3兆2000億円)規模になる見通し。新型コロナウイルス危機で航空機市場が低迷するなか、リース事業を縮小して経営の安定を図る。
GEは航空機エンジンの製造を主力事業とし、金融子会社のGEキャピタルを通じて航空機リース事業を手掛けている。旅客機や貨物機合わせて1600機以上を保有する世界大手で、2020年12月末の関連資産の総額は約350億ドルだった。
GEは18年に就任したラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)の下で事業リストラと財務体質の改善を進めている。金融事業を縮小し、航空機エンジンや再生可能エネルギーなどの事業部門に注力する。

■イエレン米財務長官、インフレ招くとの懸念を一蹴-大規模経済対策
イエレン米財務長官は、バイデン大統領が推進する1兆9000億ドル(約206兆円)の追加経済対策は規模があまりに大きくインフレの問題を招くとの懸念を一蹴した。
イエレン長官は8日、米経済専門局CNBCのインタビューで、経済の回復ペースが既に勢いを強めつつあるにもかかわらず大規模な経済対策を実施することで消費者物価の上昇圧力が急激に強まるとの懸念があるとの質問に対し、「そうした状況が起きるとは思わない」と回答。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前のインフレは「高過ぎるどころかむしろ低過ぎた」と加えた。
イエレン米財務長官、労働市場は来年までに元の軌道に戻ると予想
追加経済対策法案は6日に上院を通過し、9日に下院での採決が予定されている。
イエレン長官はこの追加経済対策により米国は来年に「完全雇用」に復帰するはずだと指摘。また数億人の国民がパンデミックに対応する上で「必要としている支援」を提供できると述べた。
また追加経済対策法案の成立後は、不平等の根本的な原因への対応がアジェンダになると長官は説明した。

■ベイリー英中銀総裁発言
・英中銀はマイナス金利についての準備をしていると繰り返す
・マイナス金利の準備のみに注力しているわけではない
・新型コロナウイルスからの回復について、リスクは依然として下向き
・新型コロナウイルスからの回復リスクは時とともに収束に向かう
・回復については注意深く、現実的であるべき
・英国における資産配分は極めて不均一

■イエレン米財務長官発言
・来年の雇用がパンデミック前の水準回復もあり得る。
・望まぬ水準のインフレは見込まない。
・回復がインフレ伴ってもそのための手段がある。
・K字型回復はパンデミック前よりひどくなった。

■イタリアのドラギ首相発言
・ワクチンによるパンデミックからの出口の道のりは遠くない。
・政府の優先事項には景気回復促進が含まれる。
・ワクチン計画はここ数日で強力に強化される。

【本日の予定(要人発言・イベント)】
19:00 OECD経済見通し
20:00 米NFIB中小企業楽観指数(2月)
3:00 米3年債入札(580億ドル)
7:00 ロウ豪中銀総裁、金融政策・景気回復について講演

米下院、経済対策法案巡り再審議(承認後バイデン大統領が署名、14日までに成立の見通し)

【経済指標】

時間 指標名称 前回ドル円変動幅 前回(改定値) 予想 結果
08:30 日本・全世帯家計調査 01月 -0.7pips -0.6% -2.1% -6.1%
08:50 日本・GDP2次速報値 第4四半期[前期比] -0.5pips 3.0% 3.0% 2.8%
08:50 日本・GDP2次速報値 第4四半期[前期比年率] 12.7% 12.6% 11.7%
08:50 日本・GDP2次速報値 第4四半期[GDPデフレータ・前年比] 0.2% 0.2% 0.3%
08:50 日本・マネーストックM2 -1.5pips 9.4% 9.5% 9.6%
16:00 ドイツ・貿易収支 01月 -4.3pips 148億ユーロ(152億ユーロ) 145億ユーロ 143億ユーロ
16:00 ドイツ・経常収支 01月 -4.3pips 282億ユーロ 218億ユーロ 169億ユーロ
18:30 南ア・実質GDP 第4四半期[前期比年率] +0.7pips 66.1% 5.6%
18:30 南ア・実質GDP 第4四半期[前年比] -6.0% -4.5%
19:00 ユーロ・実質GDP(確報値) 第4四半期[前期比] +1.5pips -0.6% -0.6%
19:00 ユーロ・実質GDP(確報値) 第4四半期[前年比] -5.0% -5.0%

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