速報:3月19日の主なニュース

【これまでのニュース】

■英中銀が政策据え置き、景気回復の兆しあるが先行き不透明
英中央銀行(イングランド銀行)は18日、政策金利を予想通り0.10%に据え置き、資産買い入れ枠も据え置いた。国内経済には新型コロナウィルスによる落ち込みから回復の兆しがあるが先行きは不透明と強調、早期に金融引き締めに動くとの憶測を否定した。
中銀は「前回の金融政策委員会以降、当面の経済活動に関するニュースは前向きなものだったが、中期的な見通しをどの程度変えたかはそれほど明確ではない」と指摘。「見通しに対するリスクバランスは、委員によって程度が異なる」とした。
コロナ対応の規制は、中銀が先月考えていたよりも「やや早めに」解除される可能性があるとの見方を示した。
資産買い入れ8950億ポンド(国債8750億・社債200億ポンド)に据え置き。国債買い入れも週あたり44憶ポンドにするとしたが、今後は柔軟に対応しつつ、買い入れペースを鈍化させる可能性も示した。
景気回復の見通しを巡っては、中銀内で温度差が鮮明になっている。英中銀のチーフエコノミストを務めるハルデーン理事は、経済を「圧縮されたばね」に例え、急激な景気回復が目前に迫っていると強調するが、一方で他の当局者らは欧州連合(EU)との新たな貿易関係など根強い不安要因を口にする。ベイリー総裁は今週、見通しが明るくなる一方、「大いに警戒している」と語った。

〇英中銀発言
・政策金利を現行の0.1%に据え置き
・資産買入枠は総額8950億ポンドに据え置き
・政策金利、資産買入枠について9対0で決定
・インフレに十分な進展を示す証拠が表れるまで金融引き締めせず
・短期的な経済活動についての最新データは前向きなものだ
・各MPCメンバーごとにリスク・バランスに関する重み付けが異なる
・各MPCメンバーで経済の余剰能力に関する見方には幅がある
・インフレ見通しが弱まれば、MPCは行動をとる用意
・英国は極めて急速な回復をみせるだろう(ホールデン英中銀委員)

■EU医薬局、アストラゼネカのワクチン「安全で効果的」 仏独伊は接種再開表明
欧州連合(EU)で薬事審査を担う欧州医薬品庁(EMA)は18日、新型コロナウイルスの英製薬大手アストラゼネカ製ワクチンについて、血栓症との因果関係はないとして、接種を推奨する立場を改めて示した。これを受け、ドイツ、フランス、イタリアが同社のワクチン接種を再開する方針を示した。
アストラゼネカのワクチンについては、接種者に血栓の発症が報告され、接種を中断する国が相次いでいたが、EMAは記者会見で「ワクチンは安全で効果的」だと評価した。接種により血栓を発症する割合が高まるとはいえないとしたうえで、「コロナ流行は深刻で、ワクチン接種の利点は副反応のリスクを上回る」と結論付けた。副反応については、今後も調査を続けるとした。
フランスのカステックス首相は18日の記者会見で、アストラゼネカのワクチン接種を19日に再開すると発表。「ワクチンが信頼できることを示す」として、19日に自身が接種を受けると述べた。ドイツのシュパーン保健相も、独保健機関の合意を得て、19日に再開する方針を示した。
アストラゼネカ製のワクチンについては、仏独伊や北欧など欧州諸国のほか、タイが接種を中断していた。

■フィラデルフィア連銀製造業指数、3月は51.8-73年以来の高水準
3月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は急伸し、1973年以来の高水準となった。受注と出荷が大きく改善。仕入れ価格は41年ぶりの水準に上昇した。
3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は、前月から28.7ポイント上昇の51.8。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(23.3)を大きく上回った。同指数ではゼロが活動の拡大と縮小の境目を示す。
仕入れ価格は75.9(前月54.4)に上昇。販売価格は前月から15.1ポイント上げて31.8となった。
受注と出荷、雇用者数の増加を報告した製造業者が増えた。新規受注の指数は統計でさかのぼれる1968年以降で2番目に高い水準。
今回の調査には賃金に関する質問も含まれ、全体の約54%が高スキルの労働者不足に対応するため賃金を引き上げたと回答した。

■米国株反落、米利回り上昇と欧州コロナ再拡大が重し
米国株式市場は、主要株価3指数が反落。ナスダック総合は3%安と2月25日以来の大幅な下落率を記録した。米国債利回りの上昇と欧州の新型コロナウイルス感染再拡大が重しとなった。
この日はフランスが感染第3波を受け、パリとその近郊を含む16県で1カ月間のロックダウン(都市封鎖)措置を導入すると発表。これを受け米株価は下げ足を速めた。
欧州での感染状況を巡る懸念などから原油価格が下落し、S&Pエネルギー株指数は4.7%値下がりした。
テミス・トレーディングのトレーディング部門共同マネジャー、ジョー・サルッジ氏は「パリのロックダウンに関するニュースが取引終盤に市場に打撃を与えた。米国では感染状況が落ち着きつつあり、経済再開への期待が広がっているが、海外の状況は注目されていなかった。良いことばかりではない」と語った。
金融やエネルギーといったシクリカル(景気循環)セクターが中心のラッセル1000バリュー株指数は0.6%安。テクノロジーセクターを含むラッセル1000グロース株指数は2%超下落した。
米10年債利回りは1.75%を上回り、14カ月ぶりの高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)は16─17日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、力強い景気回復を予想するとともに、数年にわたり政策金利をゼロ付近に維持する方針を改めて表明した。
金利上昇に敏感なテクノロジー株などのグロース銘柄は圧迫され、アップルとアマゾン・ドット・コムはともに3%超値下がりした。

■深堀・ETF購入~政策点検公表
日銀は金融政策の修正を議論

現状 今回変更か?
政策金利 短期マイナス0.1% 長期0%程度に誘導 必要時は深堀する方針を明確に副作用対策も指示
長期金利誘導幅 プラスマイナス0.2%程度 プラスマイナス0.25%程度
ETF購入 年間で原則6兆円上限12兆円 原則6兆円は削除

【本日の予定(要人発言・イベント)】

AM 日銀金融政策決定会合結果・政策点検公表
15:30 黒田日銀総裁、記者会見
18:00 オルセン・ノルウェー中銀総裁、講演
19:30 ロシア中銀政策金利
19:45 パネッタECB理事、講演
22:00 カンリフ英中銀副総裁、講演
0:00 バスレ・スロベニア中銀総裁、講演

【経済指標】

時間 指標名称 前回ドル円変動幅 前回(改定値) 予想 結果
08:30 日本・消費者物価指数 02月[前年比] +0.4pips -0.6% -0.4% -0.4%
08:30 日本・消費者物価指数 02月[生鮮食料品除くコア・前年比] -0.6% -0.4% -0.4%
09:01 英国・GfK消費者信頼感調査 03月 +1.3pips -23.0 -20.0 -16.0
12:39 日本・日銀政策金利 03月 -13.3pips -0.1% -0.1% -0.1%
16:00 ドイツ・生産者物価指数 02月[前月比] +2.5pips 1.4% 0.8% 0.7%
16:00 ドイツ・生産者物価指数 02月[前年比] 0.9% 2.0% 1.9%
16:00 英国・公共部門ネット負債 02月 +2.5pips 80億ポンド 202億ポンド 184億ポンド
21:30 カナダ・小売売上高 01月[前月比] +8.9pips -3.4% -3.0% -1.1%
21:30 カナダ・小売売上高 01月[コア・前月比] -4.1% -2.7% -1.2%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です