速報:3月22日の主なニュース

【これまでのニュース】

■FRB、大手行の資本規制緩和を延長せず コロナ特例3月末失効
米連邦準備理事会(FRB)は19日、大手行を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)に関する緩和措置を延長せず、期限の3月末で終了すると発表した。また、同規制が意図どおりに機能していない可能性があるとして見直す考えを示した。
SLR規制の緩和は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い昨年4月に導入。米国債と準備預金をSLRから除外することが認められ、銀行は資本を積まずにバランスシートの拡大が可能となった。今回、特例措置が延長されなかったことで、大手行は規制順守のために米国債の売却を迫られ、長期金利にさらなる上昇圧力がかかる恐れもある。
ただ、FRB当局者らはこの日、米国債市場が安定しているほか、大手行の資本水準も高いとして、特例措置が失効しても流動性が損なわれたり市場に混乱が生じることはないと強調した。
FRBの発表を受け、株式市場ではJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、シティグループなどの株価が軒並み大幅安。国債市場では10年債利回りが1.7353%に上昇した。
OANDAのシニア市場ストラテジスト、エドワード・モヤ氏は「銀行にとって今後より多くの資金を確保せねばならず、銀行株には悪材料」としながらも、最終決定ではなく、見直しが行われることから「安心感も広がるはずだ」と指摘した。
SLR緩和を巡っては銀行業界がFRBに延長を強く促す一方、一部の民主党有力議員らはシステミックリスクの助長につながるとして延長に反対していた。民主党のブラウン上院議員はFRBの決定について、「コロナ禍で甚大な被害を受けた地域に融資をもたらす上での勝利であり、金融システムの安定性にとっての勝利でもある」と語った。

■米中外交トップ会談が終了、米高官「厳しく率直な」協議に
米中両国は19日、アラスカ州で開かれた2日間の高官協議を終了した。米国は「厳しく率直な」会談だったとしたが、バイデン政権下で初の米中会談は2経済大国の緊張の激しさを露呈した。
初日の会談は、冒頭から報道陣の前で激しい非難の応酬が繰り広げられる異例の展開となり、米国が断固とした対応を取る姿勢を示した一方、中国側は妥協するという幻想を捨てるよう警告した。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は会談終了後、「幅広い問題について厳しく率直な話し合いを行うことを期待していたが、まさにその通りになった」と記者団に語った。
ブリンケン国務長官は、前日の会談で新疆ウイグル自治区、チベット、香港における中国の人権侵害のほか、サイバー攻撃、台湾への圧力に対する懸念を表明したことを受け、中国が「防御的な反応」をしたことに驚きはないと発言。一方、イラン、北朝鮮、アフガニスタン、気候変動など互いに利益が重なる問題もあると述べた。
長官は「経済、貿易、技術については、議会や同盟国、パートナーと緊密に協議しながら問題を見直しており、労働者や企業の利益を完全に守り、前進させる方法で進めることを中国に伝えた」と明かした。
中国の外交トップ、楊潔チ・共産党政治局員は2日間の会談について、率直かつ建設的で実りあるものだったとする一方、「もちろん食い違いも残っている」とし、「中国は主権、安全保障、発展を断固として守る」と強調した。
中国国際テレビ(CGTN)によると、楊氏が「健全で安定的な方向に今後を導くため、双方が『対立しない』という方針に沿うべきだ」と述べた。

米中外相会談「初対決」の評価は?
クローズドで協議されたテーマ
・イラン問題
・北朝鮮問題
・アフガニスタン問題
・気候変動
・通商とテクノロジー

■マスク氏、テスラ車のスパイ活動利用を否定
米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は20日、中国国務院の傘下部門が主催した「中国開発フォーラム」にオンラインで参加し、同社の自動車技術がスパイ活動に利用されることは決してないと強調した。
マスク氏は「営利企業がスパイ活動に関わったとすれば、会社に与える悪影響は非常に大きい」と指摘。「例えば、テスラが中国を含むいかなる国・地域で自社の車をスパイ活動に使ったとすれば、われわれの事業は全ての地域で閉鎖されるだろう。いかなる情報についても秘密を厳しく守る強力なインセンティブが働いている」と述べた。
これに先立ち、ブルームバーグは中国当局が車両搭載のカメラによって機密情報が収集されているとの懸念を理由に、軍の施設や軍関係者の居住地へのテスラ車の乗り入れを禁止したと伝えていた。

【本日の予定(要人発言・イベント)】

10:30 中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート 1年・5年)
10:30 バーキン・リッチモンド連銀総裁、講演
21:30 米シカゴ連銀全米活動指数(2月)
22:00 パウエルFRB議長、国際決済銀行(BIS)イノベーションサミットに参加
バイトマン独連銀総裁、国際決済銀行(BIS)イノベーションサミットで挨拶
23:00 バーキン・リッチモンド連銀総裁、バーチャル討論会参加
0:15 シュナーベルECB理事、講演
0:30 デコス・スペイン中銀総裁、オンライン講演
2:00 デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、バーチャル討論会参加
2:30 クオールズFRB副議長、バーチャル討論会参加

EU外相理事会
国際決済銀行(BIS)イノベーションサミット(25日まで)

【経済指標】

時間 指標名称 前回ドル円変動幅 前回(改定値) 予想 結果
14:00 日本・景気動向指数(確報値) 01月[景気先行指数] -1.0pips 99.1 98.5
14:00 日本・景気動向指数(確報値) 01月[景気一致指数] 91.7 90.3
17:30 香港・経常収支 第4四半期[国際収支-経常収支] -0.6pips 965.4億香港ドル (975.3億香港ドル) 308.9億香港ドル
17:30 香港・経常収支 第4四半期[国際収支-総額] 192.5億香港ドル 2335.0億香港ドル
17:30 香港・消費者物価指数 02月 +0.9pips 1.9% 1.1% 0.3%
18:00 ユーロ・経常収支 01月 +4.1pips 367億ユーロ 305億ユーロ
23:00 アメリカ・中古住宅販売件数 02月 +8.3pips 669万件 650万件 622万件

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