速報:3月26日 主なニュース

【これまでのニュース】

■バイデン米大統領、中国に主導的地位譲らず 再出馬に意欲
バイデン米大統領は25日、就任後初めての記者会見を行い、中国が米国を抜き、世界最強の国になることを阻止するとし、中国との競争で米国の勝利を確実にするために多額の投資を行うと言明した。
「中国は世界を率いる最大の経済大国、最強の国になるという目標を掲げている」とした上で、「私が監視している限り、それは決して実現しない。米国は拡大を続ける」と語った。
中国の習近平国家主席については、オバマ政権で副大統領を務めていた際、「何時間も」協議した経験があるとし、「習主席はロシアのプーチン大統領と同様、独裁に将来性を見いだし、民主主義が複雑な世界で機能しないと考えている」と述べた。
さらに、中国との「対立を望んでいない」としながらも、中国は「国際的な規則に従い、公正な競争や慣行、貿易を行う」必要があると強調。台湾、香港、南シナ海、新疆ウイグル自治区における中国の行動を追及するために、米国は同盟国と共に取り組んでいくと述べた。
バイデン大統領は2024年の大統領選に出馬する意向も表明。新たな新型コロナウイルスワクチン接種計画を発表したほか、北朝鮮によるミサイル発射は国連決議に違反すると非難し、今後の対応について同盟国と協議していると明らかにした。
バイデン氏はホワイトハウスのイーストルームで1時間以上にわたり記者会見を実施。時折、原稿を読み上げながら、記者団の質問に落ち着いて回答し、攻撃的な記者会見を行ったトランプ前大統領とは一線を画した。
バイデン氏は78歳で、就任時点で史上最高齢の米大統領。多くの政治アナリストは1期のみ務めるとの見方を示しているが、バイデン氏はハリス副大統領と共に再戦に出馬する意向を表明した。
新型コロナワクチン接種については、就任100日以内に1億回の接種を行う目標は先週、42日前倒しして達成されたとし、これを受け、就任100日以内の接種回数の目標を2億回に倍増させると表明。「目標回数の倍増は野心的だと承知している。どの国もこのようなペースに近づくこともできていない」と述べた。
北朝鮮については、ミサイル発射にもかかわらず、米国は外交を閉ざしていないと表明。ただ北朝鮮が事態をエスカレートさせれば、対応すると述べた。
ポイント
・2024年の次期大統領選で再選を狙う。
・北朝鮮のミサイル試射について、国連決議違反と非難。

■米FRB、大半の銀行の株主還元制限を6月健全性審査後に解除へ
米連邦準備理事会(FRB)は25日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて導入した銀行の配当支払いと自社株買いに対する制限について、6月に行う次回のストレステスト(健全性審査)後に「大半」の銀行を対象に解除する方針を示した。
次回のストレステストで自己資本が規制で定める最低基準を引き続き満たすと証明できる大手行は、配当金と自社株買いの制限の対象から外れる。一方、最低基準を下回る銀行は9月末まで制限が続く。
銀行は現在、前年の純利益を超えない範囲に限り、配当支払いと自社株買いが認められている。
2年に1回の頻度でストレステストを受ける比較的小規模の銀行については、配当と自社株買いの制限が6月30日に自動的に解除される。

■米国株反発、ボーイングなど輸送株高い-原油は反落
25日の米株式相場は反発。米国で新型コロナウイルスワクチンの配布が進展する中、経済成長やインフレの見通しを見極めようとする動きとなった。
S&P500種株価指数の構成銘柄では、銀行株や輸送関連株の上昇が目立った。ボーイングは787ドリームライナーの納入が近く再開する見通しとなったことも好感された。バイデン大統領が就任後100日間で2億回のワクチン接種を実施するという新たな目標を明らかにし、小型株で構成する指数は2%余り上昇。一方、ナイキは中国で不買運動の標的となるリスクが懸念されて売られた。
S&P500種は前日比0.5%高の3909.52。ダウ工業株30種平均は199.42ドル(0.6%)高の32619.48ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。
米国債市場では年限長めの国債が値下がり。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。米財務省が実施した7年債入札(規模620億ドル、約6兆7700億円)では最高落札利回りが1.3%と、入札前取引(WI)の応札締め切り時点の水準1.275%を上回った。それでも、先月の7年債入札ほど不調な結果にはならなかった。
外国為替市場ではユーロが下落。欧州のワクチン接種プログラムの難航が経済成長を妨げるとの見方が広がり、対ドルで11月以来の安値となった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。ドルは対円で0.4%高の1ドル=109円19銭。200日移動平均の108円99銭を上回った。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.1764ドル。

■米大統領がワクチン目標引き上げ-米新規感染増加傾向
バイデン米大統領は4月末までに新型コロナウイルスワクチン接種を2億回実施するという目標を設定した。就任後100日間で1億回という目標を予定より早く達成したことから2倍に引き上げた。
バイデン米大統領、就任後100日のワクチン接種目標を2億回に倍増
米ファイザーは子供を対象にした新型コロナワクチン治験で接種を開始した。
カリフォルニア州もワクチン対象者を全成人に拡大する。4月1日から50歳以上の接種を開始し、その2週間後に16歳以上に広げる計画。フロリダ、ノースカロライナ両州も5月1日までに全成人に対象を拡大すると表明した。
米国の新規感染者は数カ月にわたり減少傾向にあったが、このところ再び増加に転じている。ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、7日間平均は5万7695人と、前週から9.5%増加した。
チリはサンティアゴ市や周辺地域をロックダウンする。同国はワクチン接種が進む一方で、再び感染が拡大した。
ニューヨーク市のデブラシオ市長はブロードウェーの9月再開を目指し措置を講じると表明。今後1カ月で劇場の従業員向けにワクチン接種拠点を設置するなどの計画を明らかにした。
米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の感染者数は1億2520万人を超え、死者は274万人を上回った。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は計5億100万回を超えた。
フランスはロックダウン(都市封鎖)の対象に新たに3つの地域を含めた。同国では比較的若い人の感染が増えている。
英議会はイングランドのロックダウンを緩やかに解除するジョンソン首相の計画を支持した。
スウェーデンはアストラゼネカ製ワクチンの接種を再開した。ただ対象は65歳以上に限定した。一方、デンマークはアストラ製ワクチンの接種停止を3週間延長する。

■FRB議長、完全な景気回復まで「さらに長期間」利上げせず
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は25日、経済が新型コロナウイルス禍による落ち込みから完全に回復するまで利上げは行わず、最大雇用と物価安定目標の達成で「さらに著しい進展」が見られないうちは量的緩和策も縮小しないと強調した。
米公共ラジオ局(NPR)とのインタビューで「さらに長期間(in the longer run)、われわれは利上げを可能にするためのテストを設定した」と表明。「経済がほぼ完全に回復した後、透明性の高い方法で時間をかけて非常に緩やかに、緊急時に提供した支援策を引き揚げていく」と語った。
「さらに長期間」という文言には2023年末までの3年間を超えるニュアンスが含まれていると考えられる。FRB当局者の政策金利見通し分布(ドット・チャート)によると、18人中11人は23年末までの利上げはないと見込んでいる。

■SNS管理強化を一部容認 米IT3社、公聴会で温度差
会員制交流サイト(SNS)を手掛ける米IT大手3社の最高経営責任者(CEO)は25日の議会下院の公聴会にオンライン形式で出席した。1月の連邦議会議事堂襲撃などを受けてSNSの管理強化を求める声が高まる中、フェイスブックのザッカーバーグCEOは対象を大企業に限定した上で、規制の一部強化を受け入れる姿勢を示した。
グーグルの親会社アルファベットのピチャイCEOも「透明性と説明責任には良い提案だ」と一部強化に賛同。ただ、ツイッターのドーシーCEOは透明性確保には良いが事業規模を見極めるのは難しいと難色を示し、賛否で温度差が出た。

【数字から見るニュース】
■株価指数から見える傾向は?
米証券取引委員会(SEC)は、特別買収目的会社(SPAC)を使った未公開企業の上場ブームについて調査を開始し、引き受け業務を行う金融機関が関連リスクをどのように管理しているか情報提供を求めた。
(SPAC指数とIPO指数の下げ幅が大きい)

2/25 3/4 3/11 3/18 3/25
ダウ 100 100 103 105 105
ナスダック 100 98 100 107 100
ラッセル2000 100 102 102 100 100
IPO指数 100 93 95 95 90
SPAC指数 100 89 93 94 89

 

【本日の予定(要人発言・イベント)】
8:00 デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、米金融政策について講演
17:30 レーン・フィンランド中銀総裁、ウェブ講演
21:00 サンダース英中銀委員、ウェブ講演
1:45 テンレイロ英中銀委員、講演

27日(土)
中国工業企業利益(2月)
レーンECBチーフエコノミスト、討論会参加

28日(日)
欧州市場、夏時間へ移行

【経済指標】

指標名称 前回ドル円変動幅 前回(改定値) 予想 結果
日本・東京消費者物価指数 03月 +5.5pips -0.3% -0.2% -0.1%
シンガポール・鉱工業生産指数 02月[前月比] +3.3pips 4.6% -3.0% 1.6%
シンガポール・鉱工業生産指数 02月[前年比] 8.6% 15.8% 16.4%
トルコ・設備稼働率 03月 +3.6pips 74.9% 74.7%
英国・小売売上高 02月[前月比] +2.5pips -8.2% 2.1% 2.1%
英国・小売売上高 02月[前年比] -5.9% -3.5% -3.7%
ドイツ・Ifo景況感指数 03月 +1.4pips 92.4 93.2 96.6
アメリカ・個人所得・支出 02月[個人所得] -8.1pips 10.0% -7.2% -7.1%
アメリカ・個人所得・支出 02月[個人支出] 2.4% -0.8% -1.0%
アメリカ・PCEデフレータ 02月[PCEデフレータ・前年比] -8.1pips 1.5% 1.6% 1.6%
アメリカ・PCEデフレータ 02月[PCEコアデフレータ・前月比] 0.3% 0.1% 0.1%
アメリカ・PCEデフレータ 02月[PCEコアデフレータ・前年比] 1.5% 1.5% 1.4%
アメリカ・卸売在庫(速報値) 02月 -8.1pips 1.3% (1.4%) 0.8% 0.5%
アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) 03月 -3.3pips 83.0 83.6 84.9

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です