速報:3月27日 主なニュース

【これまでのニュース】

■英・EU、金融規制協力のフォーラム設置で合意
英政府は26日、金融規制協力を協議するフォーラムを設置することで欧州連合(EU)と合意したと発表した。覚書を近く正式に結び、協力の枠組みに関する具体的な検討に入る。EUを離脱した英国がEUの金融サービス市場へのアクセスをどの程度認められるかが焦点だが、結論が出るにはさらに時間がかかりそうだ。
EU離脱の「移行期間」は2020年末で終わり、英・EUの金融規制や監督は別々になった。両者は金融規制協力に向け、21年3月末までに覚書に合意する方針を移行期間中に確認していた。
在英の金融機関はEUからの完全離脱により、英当局から受けた金融免許でEU向けのサービスが原則できなくなった。欧州株の電子取引拠点が21年初めからロンドンを一斉に離れるなどの影響が出ている。規制環境の「同等性」を互いに認定することで一定のサービス提供ができるようにする方向が模索されているが、英国がアクセスをどの程度回復できるかは不透明だ。
一方、英政界でもアクセスを獲得するためにEUに妥協すべきではないとの声が上がっている。新たなフォーラムでの議論は一筋縄には進まない公算が大きい。

■米国株ダウ453ドル高、景気回復期待で幅広い銘柄に買い
米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種は453ドル高で取引を終えた。景気回復への期待から金融、ハイテク、ヘルスケアなど幅広い銘柄に買い注文が集まった。
取引終了前30分に買いが膨らみ、主要株価3指数は軒並み1%超上昇。ダウとS&P総合500種は終値で最高値を更新した。
バリュー(割安)株も底堅く推移。ラッセル1000バリュー株指数は1.6%高だった。同指数は年初からの伸びが10%を超え、ラッセル1000グロース(成長)株指数よりも好調だ。
オッペンハイマー・アセット・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は「ハイテク株からの脱却というよりも、グロース株やバリュー株を含め、株式に対する幅広い投資意欲がうかがえる」と分析した。
週間ではダウが1.4%高、S&Pが1.6%高。一方、ハイテク株の多いナスダック総合指数は0.6%安。
銀行株はこの日1.9%高。米連邦準備理事会(FRB)は25日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて導入した銀行の配当支払いと自社株買いに対する制限について、6月に行う次回のストレステスト(健全性審査)後に「大半」の銀行を対象に解除する方針を示した。
エネルギー株は2.6%高。エジプトのスエズ運河で起きた大型コンテナ船座礁事故の影響が長期化するとの懸念から原油が値上がりしたことにつられた。
個別銘柄では、アパレルのLブランズが3.7%高。追加景気対策が後押しになるとして今四半期の利益見通しを再び引き上げた。
米取引所の合算出来高は122億3000万株。直近20営業日の平均は136億7000万株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.30対1の比率で上回った。ナスダックでも1.81対1で値上がり銘柄数が多かった。

■スエズ運河の座礁船、離礁作業再開 石油タンカーなど足止め継続
世界の海上輸送の要衝であるエジプトのスエズ運河で起きた大型コンテナ船「エバーギブン」の座礁事故で、スエズ運河庁は26日、多量の土砂を取り除く作業が行われた後、タグボートを使った離礁作業が再開したと明らかにした。
これに先立ち、エバーギブンの管理会社べルンハルト・シュルテ・シップマネジメント(BSM)は離礁作業が失敗に終わり、船首近辺にある土砂を取り除く作業に焦点が当てられていると話していた。
BSMによると、28日にはオランダから新たに派遣される2隻のタグボートが投入される計画。
エバーギブン(全長400メートル、総トン数22万4000トン)は23日、運河をふさいぐ形で座礁し、南北両方向とも通航できない状態が続いている。
遮断解消のめどが立たない中、原油相場は3%超上昇した。

■ドル横ばい、円は10カ月ぶり安値=NY市場
終盤のニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対しておおむね横ばい。2月の米個人消費が寒波の影響で大きく落ち込んだものの、市場は反応薄だった。一方、円相場は一時109.80円と10カ月ぶりの水準に値下がりした。
ドルは通貨バスケットに対し92.7200。週間では0.7%高。
2月の個人消費支出は前月比1%減少し、昨年4月以来の大幅なマイナスとなった。寒波による経済活動の停滞などが響いたもようだが、その後の天候の回復や今月成立した新型コロナウイルス追加経済対策法、ワクチンの普及が後押しとなり、消費の落ち込みは一時的にとどまるとみられる。
ル/円は足元109.64円。
シリコンバレー・バンクのシニア為替トレーダー、ミン・トラン氏は「ドルが第2の風を受けている」と指摘。ドル高トレンドが強気相場と同様に勢いづく可能性があると指摘した。
米10年債利回りはこの日上昇したものの、先週付けた1年ぶりの高水準からは後退している。
ユーロ/ドルは0.26%高。独IFO経済研究所が発表した3月の業況指数は96.6と2019年6月以来の高水準となった。
ただ、域内での新型コロナウイルス感染の拡大やワクチン普及の遅れがユーロの重しとなっている。ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)のヴィーラー所長は、同国を見舞っている新型コロナウイルス感染の第3波がこれまでで最悪となる「明白なシグナル」があるとし、1日当たりの新規感染者数が10万人に達する恐れもあると警鐘を鳴らした。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.5%高の5万3654ドル。

【来週の展望】
3月2日はグッドフライデーで世界中の多くの国で市場が休場となります。ユーロは加盟国すべてが祝日でないと休場にならないため、このイースターシーズンとクリスマス及び元日が数少ない市場休場日です。米国も株式市場や原油市場など多くの市場が休場に。銀行も基本的には休業日で債券市場もお休みとなりますが、連邦政府の法定休日ではないため米雇用統計が発表されます。
取引参加者の相当少ないところに大きな材料が出ることで、結果次第では大荒れの相場となる可能性もあります。

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