2月5日ラガルドECB総裁発言!世界が注目する為替への影響とは!?

1月31日にイギリスがユーロを離脱しました。ユーロ加盟国の中軸であったイギリスの離脱によって今後のEUの行方は大きく注目されています。

現在27か国が加盟する欧州中央銀行の、ラガルド総裁による発言は為替に大きな影響を与えます。

ラガルド総裁とはどんな人なのか、そして2月5日行われるラガルド総裁の発言が世界経済にどんな影響を与えるのか。

注目すべきポイントについて解説していきます。

この記事に書いてあること
ラガルド総裁はどんな人なのかラガルド総裁の発言は為替にどんな影響を与えるのか2月5日の発言の注目ポイント
 
この記事を読むと…
ラガルド総裁の理念に基づいたEUの方針が分かるラガルド総裁の過去の発言に基づいた為替の影響が分かる2月5日に行われる発言の注目すべきポイントが分かる
 

ラガルド総裁とはどんな人物なのか

ラガルド総裁は2006年アメリカの経済誌「フォーブス」にて、世界最強の女性30に選出された女性の政治家です。数少ない女性の政治家として、世界的に有名なことから多くの支持を得ている人物です。

言葉のセンスやユーモアのある人物で、リーマンショック時の経済状況を「世界経済は3F危機 Finance(金融),Fuel(石油),Food(食料)にさらされています」と発言し世界的に有名になりました。

もともとはフランスで財務大臣をしており、その財務への手腕が認められ国際通貨基金(IMF)の専務理事になりました。

現在は欧州中央銀行の総裁を勤めているキャリアのある人物です。

女性初の欧州中央銀行総裁

2019年に国際通貨基金(IMF)の専務理事を辞任します。その同年11月1日に女性として初めて欧州中央銀行の総裁に就任しました。

ユーロ圏19か国の金融政策を行う中央銀行の総裁に就任したことより、就任直後から大きな期待を寄せられています。

ユーロ圏の経済は中心であるフランス、イタリア、ドイツ、そして離脱を決めたイギリスによって引っ張られてきました。しかし他の国の弱さが目立っており、前任のドラギ氏の掲げた政策をどのように引き継ぐのか注目が集まっています。

ラガルド総裁に期待されていること
経済悪化が続くユーロ圏のインフレの解消イギリスのEU離脱による内部分裂の修復マイナス金利の引き上げユーロ圏の経済後進国への金融政策
 

これらのことがラガルド総裁には期待されています。

EUの金融緩和に積極的な姿勢

ラガルド総裁はEUの金融緩和に積極的な姿勢を見せています。

欧州中央銀行の総裁に抜擢された直後「当面EUの大幅な金融緩和は必要である」との発言をしました。

長年EUの経済を引っ張ってきたイギリスの離脱によって、EU経済の不安を感じた人へ向けたメッセージだと言われています。

積極的な金融緩和を行い、経済状況の悪いユーロ圏の国を救おうという姿勢が見られます。

前任のドラギ総裁は革新的な金融緩和を続けてきました。

しかし、ドイツ政府が金融緩和に消極的であったため対立を強めていきました。

また中央銀行がマイナス金利を導入したということも大きな注目を集めましたね。ただし、その結果として大きな銀行は救われたものの、ユーロ圏の民間銀行は厳しい状況に置かれ、経済悪化につながる形となりました。

ラガルド総裁も前任のドラギ氏と同様に金融緩和に積極的な姿勢を見せているので、ドイツ政府との対立や、マイナス金利の改善が求められています。

ラガルド総裁の発言による為替への影響とは

ラガルド総裁は過去に財務大臣や国際通貨基金(IMF)の専務理事を担当してきたことから「財務のプロ」と呼ばれています。

そんな財務のプロでもラガルド総裁には不安を指摘する声も多くあります。

過去の総裁たちは全員が中央銀行での経験がありました。

ラガルド総裁以前に中央銀行の経験がない総裁はいません。

このような不安や懸念は為替にも大きな影響を与えます。

為替は世界のトレーダーの心理で成り立っていることが多いので、不安や懸念はユーロの下落を大きくさせる可能性があります。

過去の発言から見る為替への影響

ラガルド総裁の就任した2019年11月1日は為替市場はそれほど大きな混乱をしませんでした。

理由として、投資家たちが様子を見たということがあげられます。

女性初であり中央銀行の経験がないという、初めて尽くしの抜擢であったため先が全く分からないことから為替に与えた影響は少ないです。

大きな金融緩和を行うことは、投資家の間でも予想されていたことだったので大きな混乱は生まれませんでした。

(EUR/USDチャート 4時間足)

それに対して、2020年1月23日にユーロが対ユドルに対して大きく下落をしました。

この日はラガルド総裁が定例理事会にて大きな金融緩和は実施せず今までのままいくことを明らかにしたのです。

イギリスのユーロ離脱がはっきり決まっていなかった状況であったため、明言を避けたと思われています。

しかし金融緩和に対して名言しなかったことは、EUの経済好転を期待していた投資家の不安をあおる結果となってしまい、ユーロが売られ安心できると判断された米ドルが買われる結果となりました。

前任のドラギ氏と同様に革新的な金融緩和をすると予想されていたため、ラガルド総裁の金融緩和に対しての弱気な姿勢はユーロの売りを過熱させてしまいました。

EUの経済好転は長期化すると考えた投資家たちによるものです。

2月5日ラガルド総裁発言の注目ポイント

イギリスのEU離脱がユーロに大きな影響を与えていることから2月5日のスピーチではマイナスな発言はしないだろうといわれています。

そのため金融緩和についての発言がもっとも注目されています。

2月5日の発言で注目すべきポイントは以下の通りです。

  • 国債購入などの量的な金融緩和政策を実施するかどうか
  • ユーロ圏の経済後進国に向けて、成長を後押しする政策を取るかどうか
  • 多額の不良債権を抱えた銀行への改善政策について

これらの発言に注目する必要があります。

イギリスのEU離脱がユーロに大きな影響を与えていることから2月5日のスピーチではマイナスな発言はしないだろうといわれています。

そのため金融緩和についての発言がもっとも注目されています。

マイナス発言をしないことが予想されることから、ユーロの大きく下落することはないのではないかと見られています。

EUの経済情勢は世界中の投資家が注目するものであります。

そのため経済好転への期待値は大きく、ラガルド新総裁の発言には特筆して注目する必要があります。

この記事の著者:スタッフK

FXトレード歴4年。当初は裁量トレードメインであったが、現在はファンダメンタルズ分析とシステムトレードにより収益を上げている。

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