2022年4月15日(金)の経済指標

昨日の注目ポイント

前日ドル円が20年ぶりの高値126円30銭を付けた後の東京市場でドル円は上値の重い展開でスタート。

米長期金利が低下したことでドル全般に売りが強まりドル円は125円10銭まで下落した。ユーロも1.0883から買いが強まり1.0923まで上昇。

この日はECB理事会を控えたポジション調整も散見された。

注目のECB理事会では予想通り政策金利据え置きを決定。声明では7-9月期に債券買い入れプログラムを終了しその一定期間後に利上げに着手する見方を示した。市場は特に早期利上げへの姿勢が見られなかったことでユーロ売り反応。

その後ラガルド総裁の記者会見で「一定期間後というのが1週間とも数か月意味する」「QTの議論は時期尚早」と発言。市場の一部ではECBが早期に正常化に向かうとの見方が広がっていたことからユーロ売りが加速。3月7日に付けた最安値1.0806を下抜けると損切りも巻き込み1.0771まで下落した。

NY時間にウイリアムズNY連銀総裁が「次回の会合で50BPの利上げが妥当」「FRBはより迅速に通常の政策水準に移行する必要」など、改めて積極的な引き締めに言及したことで米長期金利が上昇するなどドル買いを促した。

本日の注目ポイント

今日は欧米やアジアの一部がイースター休暇で休場となることから大きな動きは期待できない。しかし流動性の低下しているためヘッドラインニュースなどで一時的に上下に振れやすくなるので注意。

「ドル円」

図 ドル円時間足

126円30銭と20年ぶりの高値を付けた後は125円10銭まで下押ししたことで目先の調整は一巡したとみられる。その後は再び126円01銭まで上昇。ほぼ高止まりで引けている
それだけ未だにドル円の上昇余地があるということだろう。
今日は主な市場が休場となることから126円を挟み小動きが予想される。
押し目があれば買いを入れておきたいが、ポジションは軽くしておきたい。
週末にウクライナ情勢が緊迫化すればドル買いが強まるとみられ、原則的にはドルロングで居心地がよさそうだ。
下値レベルは125円60銭、125円20銭

「ユーロドル」

図 ユーロドル2時間足

ECB理事会前にユーロ買いが先行。安値1.0808から上昇が始まり1.0923まで上昇。1.09前半はかなり強いレジスタンスとして暫く意識される。
ECB理事会ではウクライナ情勢をかなり意識した発言が聞かれる中で、それでも利上げに踏み込まざるを得ないとのECBの苦渋の選択が伺えた。
最終的に年内利上げの可能性が高いものの、その前にFRBが相当の速度で引き締めを行うことは確かで上値は限定的とみる。
目先の上値目途は1.0880。
イースター休暇中に突発的なニュースが流れればユーロは昨日付けた安値1.0758付近を再度試す展開も予想されるが狭いレンジでの動きになりそうだ。

「ランド円」

図 ランド円日足


11月、1月、3月とSARBは追加利上げを行ったことから現在の政策金利は4.25%。
先進国からみると魅力的な金利レベルだ。
今後も追加利上げが予想される中で長期投資としてみればどこかで買いを入れていきたい。
前日には8円72銭と2016年6月以来の高値を付けたことで一先ずイースター休暇前に利食い売りがみられたがその下げ幅は少ない。
それだけ短期筋のランドロングのポジションは軽いということだろう。
仕込むのではあればレベル毎に少しずつ買い下がりがお勧め。

 

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