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2022年4月29日
昨日の注目ポイント
昨日の東京時間に開かれた日銀会合では毎営業日に指値オペを実施することを決定。これまで以上に積極的な緩和政策を実施すると示されたことで円売りが一気に強まりドル円は上昇。4月20日付けた高値129円40銭をすんなりと上抜け130円台に乗せてきた。ドル円が買われたことで他通貨でもドルがつられて上昇。ユーロは1.0482まで下落した。しかし、その後米長期金利が低下したことで1.0565まで反発したが再び米金利が上昇すると押し戻された。
NY時間に発表された米1-3月GDPが予想を大きく下回りドル売りで反応したがそれも一時的で米長期金利の上昇によるドル買いが優勢となりユーロは1.0472まで下落した。
この日のNY株式市場は三指数ともに上昇して始まると円安の流れが一層強まりドル円は20年ぶりの高値となる131円25銭まで上昇。
円安と同時にドル高が進行。
本日の注目ポイント
日銀は円安を完全に無視した緩和政策強化を示すなど市場はそれを見越して円売りを仕掛けてきたようにも見える。特に日本が今日から大型連休に入ることから円絡みの取引が薄商いになることから仕掛けやすかったようにも見える。
いずれにしても日銀は円安が進もうと今のスタンスを変えない一方で来週FRBは大幅利上げと同時にQTを実施する可能性もありドル買いと円売りの流れを止めることは難しい。
「ドル円」
急速な上昇の反動に注意

図 ドル円1時間足
4月20日付けた高値129円40銭をすんなりと上抜けるなど予想外のドル円上昇となった。130円を上抜けたことでドル円の買いは加速し130円25銭まで上昇。一日で3円近い上昇はスピード違反ともとれる。しかし130円を上抜けたことで新たな舞台に乗ったとみるとまだ上昇は初期段階かもしれない。
下値目途はこれまでの高値129円40銭。しかしポジション的は既に利食い売りも出た観もあり軽いとみられ130円割れでは買いが並ぶとみてよいだろう。
上値目途は2002年1月の高値135円15銭まで特に目立ったレジスタンスはない。
あえて言えば131円ミドル付近。
「ユーロドル」

図 ユーロドル時間足
昨日も米長期金利と動きに連動しやすく、昨日も朝方金利が上昇したことで1.0482まで下落。その後金利が低下すると1.0565まで反発したが再び金利が上昇すると1.0472と5年3か月ぶりの安値を更新した。
結局6日間続落しておりユーロ売りの止まる気配が見られない。
ロシアへの制裁強化などが欧州経済に悪影響を与えているというだけではなくFRBの積極的な引き締めもダブルで影響。
今日発表のユーロ圏HICPやGDPで一時的な買い戻しのきっかけになるか注目。
下値目途は2017年1月の安値1.0340だが、その手前の1.04ドル付近が次のサポートとみる。
レジスタンスは1.0550、1.0580
「豪ドル円」
図 豪ドル円2時間足、豪ドルドル2時間足
日銀が毎営業日に買いオペを実施するとの報道を受け円が下落。豪ドル円は91円ミドルから93円52銭と2円余り上昇。その後半値戻しの92円ミドルまで押し戻されたが再び93円台に乗せている。
豪ドルは対ドルでは下落傾向にあるがドル円が上昇したことで豪ドル円は押し上げられている。
ドル円次第といえるがテクニカル的にみると93円70銭付近を超えられないと91円付近まで押し戻されるとみている。
反対に94円を上抜けるようなら95円台を試す展開を予想する。
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