2022年5月5日(木)の経済指標

2022年5月5日

昨日の注目ポイント

昨日もアジア市場は日本や中国が休みの中でFOMC会合を控え目立った動きは見られなかった。欧州市場では米長期金利が低下したことでドル全般に上値が重くドル円も129円80銭付近まで下落。ユーロは1.05ミドル付近まで買われた。この日は欧州委員会がロシアに対して年内に石油の輸入を禁止することを発表したがユーロへの影響は限られた。

注目のFOMC会合では予想通り政策金利を0.5%引き上げることを全員一致で決定。

その後パウエル議長が「インフレは2%目標をはるかに上回っている」と発言したことでドルが買われドル円は130円38銭まで上昇。しかし、その後「今後2回の会合で0.5%の利上げ議題を想定」「0.75%は積極的に検討していない」との発言を受けドルは全面安。市場の多くは既に6月の会合で0.75%の利上げを織り込み始めていたことで失望売りが強まった。この発言を受けドル円は128円63銭まで下落。ユーロドルは1.0630まで上昇して引けている。

一方NY株式市場は急激な引き締め観測が後退したことで三指数ともに大幅高となりリスクオンによる円売りも進んだ。

今日の注目ポイント

未明に開かれたFOMC会合でドルが全面安となったことでその反動が強まるとみる。

通常でも薄商いの時間帯であり、更に日本や中国が休場ということから窓が空いた可能性が高い。今日のNY市場で株式や債券市場がどう反応するかでドルの調整売りが強まるか見極めたい。

明日は米雇用統計が発表されるがそれまではドルの上値が抑えられたままという状況も想定される。

一方株式市場は大幅高となる中でクロス円は全般に底堅い動きは暫く継続するとみる。

「ドル円」

図 ドル円1時間足

FOMCの結果は想定内であったがパウエル議長がインフレはあまりに高いと発言したことで130円38銭まで上昇。しかし、その後次回の会合で0.75%の利上げを否定したことでFRBの積極的な引き締め観測が後退。ドル円は断続的に損切りを巻き込み128円63銭まで下落。一方NY株式市場が上昇したことでリスクオンの円安が進みドル円も下げ止まった。薄商いの中で想定以上に下落。窓が空いているもののアジア市場では買い戻しの動きは鈍そうだ。

今日のNY市場で再度パウエル発言を焼き直してどう判断するかに注目。次回の会合で0.75%の利上げがないとすればその分だけ今後数回に及ぶ会合で0.5%幅の利上げが続くということになりかねない。いずれにしても日米金融政策の違いによる上昇トレンドに変化はない。

今日のドル円予想レンジは129円70銭~128円80銭

「ポンドドル」

図 ポンドドル2時間足

アジアから欧州にかけて1.2537まで上昇したポンドはFOMC会合前に1.2468まで押し戻された。FOMC会合後のパウエル発言でドルが全面安となったことで1.2688まで200ポイント余り上昇。そのまま高値圏で引けている。

薄商いということもあり窓が空いた可能性が高く、今日開かれるBOE政策までに調整の売りが強まる可能性が高い。

戻し目途としては1.2560付近。

今日のBOE会合では政策金利を0.25%引き上げが予想されるが既に市場は織り込み済み。実際に利上げを実施したとしても上昇幅は限定的とみるが一部で0.5%の利上げも予想される。もし0.5%の利上げがあれば先ほどの高値1.2638を上抜けるとみるが1.27ドルを抜けるのは難しいとみる。寧ろ当面追加利上げの可能性が後退しポンド売りに転じる可能性が高いとみる。

予想レンジは1.2670から1.2540

 

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