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2022年5月6日
昨日の注目ポイント
FOMC会合ではパウエル議長が次回の会合で0.75%の利上げを否定したことで積極的な引き締め観測が後退しドルが全面安となったが欧米市場ではドル全面高となった。
薄商いのなかでドルが急落したことでドル円も128円34銭まで下落したがその反動がアジア市場で入ると129円55銭まで反発したがその他の通貨は大きな動きは見られなかった。
しかし欧州市場に入ると更にドル買いが先行。FRBがインフレを抑えるには今後も積極的な引き締めが必要との見方が広がりドル円はFOMC前のレベル130円を回復。ユーロも同様に1.05ミドルまで下落した。
NY市場でもFRBのこれまでの引き締め政策に変化はないとの見方が先行。再び米長期金利が上昇に転じるとドル買いが加速。長期金利が3年半ぶりに3.01%台に上昇するとドル円は130円55銭まで上昇。ユーロも1.3493まで下落するなどドル全面高で引けている。
また、この日はBOE政策会合も開かれポンドは急落。
政策金利を予想通り0.25%引き上げたものの23年度の経済成長見通しをー0.2%と前回のプラス1.25%からマイナス成長にしたことでリセッション懸念が広がりポンド売りが一気に進んでいる。
今日の注目ポイント
物価上昇を抑えるためにFRBのこれまでの引き締め政策が今後も継続するとの見方がドル買いの動きを加速させた。しかし、中国のロックダウンやロシアとウクライナ戦争による景気への悪影響が懸念されことからFRBにとっては今後厳しい政策が強いられることになる。6月の会合でも市場は再び0.75%の利上げ観測が高まっており0.5%にとどまるようならドル売りが強まりかねない。
NY株式市場は不安定な動きを繰り返しているのは景気と物価を天秤にかけたFRBの厳しい政策運営に対するもので、リスクオフの円買いとドル買いの動きが続く。
「ドル円」

図 ドル円1時間足
FOMC会合で128円63銭まで下落したドル円はアジア市場で窓埋めが進み129円ミドルまで上昇。欧州市場に入るとFRBの積極的な引き締めが継続するとの見方からドル円は130円台を回復。NY市場では米長期金利が一気に上昇。3年半ぶりの3.01%台に乗せるとドル円は130円55銭まで上昇。しかしNY株式市場が三指数ともに大幅安となったことでリスクオフの円買いがドル円の上値を抑えた。
今日は日本が連休明けとなることから実需のドル買いが高まるとみておりドル円は再度130円55銭を上抜けるとみている。しかし株価も下落するとみられ円買いとの綱引きとなり130円後半は重い。
今日のドル円予想レンジは130円70銭~129円60銭
「ポンドドル」

図 ポンドドル時間足
FOMC会合後に1.2638まで上昇したがその後は窓埋めが強まり1.2518まで下落。BOE会合前には買い戻しが入り1.2577まで上昇したが会合後は再び下落。23年度がマイナス成長になるとの見方が示されたことでリセッションへの懸念から追加利上げが難しいと市場は判断。また、米長期金利が上昇しドル買いの動きが強まったことでポンドドルは1.2325まで下落。高値からなんと300ポイント余り下落したことになる。この買い戻しは入るとみるが梯子が外されたことで天井は切り下げられた。
戻り目途としては38.2%戻しの1.2420付近。このレベルは下落するときの戻り高値でもある。
下値目途は2020年6月の安値1.2240。
その下のサポートは20年5月の安値1.2070。
予想レンジは1.2420から1.2240
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