アメリカとイラン間の緊張が高まりFX為替、原油、株式市場はどうなる?

戦争につながるのでは?というアメリカ・イラン間の緊張の高まりが2020年早々報道されています。FX為替相場への影響はどうなるのでしょう?

年明け早々1月3日に米軍によるイラン革命防衛隊のソマイレニ司令官殺害というニュースが飛び込んできましたね。

それにより為替相場は一変リスクオフムードへ。

クロス円は全面安。

今回は昨年2019年1月3日とは違い実態のある下げとなり、明日からの為替相場、株式市場への影響が懸念されます。

ちなみに位置関係はこんな感じです。

イラン?イラク?となる方も多いのかもしれませんが、今回アメリカともめているのはイランの方です。

イラン革命防衛隊のソマイレニ司令官は事実上米国施設を攻撃するための兵器の運搬、テロ工作にかかわっていたとされ今回の米軍による攻撃が行われたという流れです。

そして隣国イラクの軍基地にはアメリカ軍が展開されています。

また、イランと親米のサウジアラビアとの関係も常々注目されている部分で、原油をメインで取引されている方などには気が休まらない展開が続きますね。

私も昨年原油で1億の損失を食らったので、今でもこのあたり、中東産油国のど真ん中での動きには敏感に反応してしまいます。

ちなみに原油生産量国別ランキングはトップ10を見ると下記のようになっています。

1月3日アメリカ軍の攻撃以降、1月4日には報復措置とみられるイランからの攻撃があったのでは?というニュースも多く届きました。

アメリカ大使館の置かれている地区やその他米軍関連施設にロケット弾が撃ち込まれた等、今後アメリカとイランの戦争につながる緊張が高まるのでは?という記事もいたるところから出ていますね。

そして現在、この米国による攻撃に対する報復(具体的には米国の関連施設への攻撃)があれば今度はリストアップされたイラン52施設を攻撃するぞ!とトランプさんがツイートしている状況です。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1213593975732527112

加えて隣国イラクではイラク国内にいるアメリカ国民に対して直ちに国外に退避するようアメリカ大使館は呼びかけを始めた様です。

ちなみに1979年の「イラン・イスラム革命」以前、イランは親米でした。

ただ現在イランとアメリカが仲の悪いのはなぜ?

とさかのぼっていくと、イラン・イスラム革命前のイラン親米政権を利用してアメリカが原油の利権をとろうとしたという経緯があり、そのアメリカへの不満がイラン国民の間で高まったことが原因だったという経緯もありますので、掘り下げるとなかなか複雑な両国関係があったりします。

株式市場・FX為替市場・原油価格への影響は?

それではこの中東地域での緊張の高まりは株式市場・FX為替市場・原油価格にどう影響してくるのでしょうか?

今回この緊張が高まり、間近の動きで見ると1月3日の取引終了時までで、株式市場は先物価格でみると米株ダウ平均で28600ドル(日足最高値から300ドルほど下落)まで日経平均は23200円(日足最高値から500円程下落)まで大きめの下落となっています。

為替もリスク回避通貨の円が買われクロス円は全面安。

↑の右側のチャートはドル円時間足ですが完全に円高方向に進んでいます。(YJFX!取引アプリCYmoより)

原油に関しては中東からの供給懸念で大きく上昇。

WTI原油先物価格で63円台まで上昇し、安全資産といわれる金は反発しました。

そのまま土日に入ってしまい、週明けどう動くのか気になっている方が多いのではないかと思います。

過去の中東情勢の緊張が高まった時期のチャートに注目!

私は過去に中東情勢の緊張が高まった時期のチャートを見ながらその時どのニュースに対し株価指数(重荷NYダウ平均)・FX為替相場、原油、金がどちらにどの程度変動したのかに注目します。

中東情勢の懸念といえば2017年12月初旬にイスラエルの米大使館をエルサレムへ移転する際、中東での紛争発生を刺激する可能性があるとし、緊張が高まったことは記憶に新しいですが、まずは今回はこの一件がすぐに収束するのか?長引きくのか?その点に注目して今後の動きをみていく必要があると思います。

長引くのであれば湾岸戦争やアフガン紛争、イラク戦争がはじまったころを例にとってその際の株価指数、FX為替相場、原油、金の動きを見て、どのケースに類似することになるのか?ということに注目して分析を進めていきます。

今回の初動を見る限り、今のところまず株価指数をメインで見ていくのであれば1990年の【湾岸戦争のクウェート侵略時】のイメージに近くなるのではないか?と分析していこうと考えています。

戦争では株は上がる!有事の際!株は買い!との傾向があるとされていますが、個人的には今回の初動としての下げは、湾岸戦争のクウェート侵略時の動き(10~15%の下落)に似る可能性もあるのではないかと考えています。

これは、現在までNYダウ平均がバブル的な、ほぼ押し目なしの上昇を続けていたため、リスクオフ要因があれば溜まっていた買いポジションの利益確定が急速に進み、かつ買われすぎに注目し、こういったリスクオフ要因に便乗し売りで短期の利益を得ようする勢力が強くなり一旦は下がるのではと感じています。

そして、その後はもし戦争に発展してもイラク戦争の時のように石油の利権が絡んでくるような状況になり、起こりうる戦争がアメリカにとって利益のある戦争になるのでは?とドライに市場に判断された場合はまた株高方向に向かっていくのかもしれませんね。

トランプさん的には株を上げるためになりふり構わずいろいろしてきた経緯があるので、結局株が上がるシナリオになるのでは?という気もするのですが、上げ続けた反動でこのまま下げ続ける可能性もありますし、なかなか判断が難しいです。

個人的にはもう一段何らかの理由があって株価指数が買いのクライマックスを付けてくれると今後売りやすくはなるので嬉しいのですが、いったい来週以降はどう動くのでしょうか?

ファンダメンタルズ分析をするなら、まずは自分で!

さて、ここまで記事を書きましたが、湾岸戦争やイラク戦争の時、株価指数、FX為替相場、原油、金がどう動いたか?これは私自身いまから分析していきます。

皆さんも【まずご自分で】やりましょう。

昔は私も便利なブログやニュースで情報収集していた時期もあるのですが、結局は自分でいろいろ調べること、それが失敗であっても成功であっても、自分なりの分析を突き詰めていくことが投資家としてのレベルアップに絶対必要です。

世の中はフェイクニュースにあふれていて、自分でいくつかのシナリオが立てられるようになることが大切です。

私も昨年原油に関するテレビのニュースを鵜呑みにし、大損害を被り、最近気が緩んでいたなと大反省しました。

自分でできる限りの情報を調べ、ニュースの裏にある真実や、シンプルなチャート分析から見ていくことがどれだけ大事か、勝ちが続いていたあとの慢心から考えを改めました。

今の時代、皆さん個人でも、湾岸戦争、アフガン紛争、イラク戦争、と検索すればその開始時期が出てきますし、その時に出された大きなニュースに伴い株価指数、為替相場の動き、原油、金の動きがどうなったか、ご自身である程度情報を集められるはずです。

ぜひ一緒に、頑張って調べましょう!

宜しければ下のコメント欄で皆さんの調査結果を共有してもらうのもよいのではないかなと考えております。

私はテクニカルメインで取引していますが、この程度のファンダメンタル分析はもちろんしているわけで、今後こう言ったファンダメンタルにかかわる記事はブログの方で上げていこうかなと考えております。

3 件のコメント

  • 近くの戦争は売り 遠くの戦争は買いという、相場格言があります。
    イランの報復内容にもよりますが 前面戦争はしないと思います。アメリカダウはいったんさげても
    上下しながら戻る。ただし日経は半月ぐらいは駄目でしょう。円高株安が続きます。
    ドル円は戻り売り、株も戻り売りで

  • Akiさん初めまして。いつもYouTube拝見させていただいています。ほんとにすごいなと心から思います。

    私は45歳で現在無職です。fxでは負けまくってどうしても勝てません。akiさんは弟子なんかとったりしないですか?
    御手伝いできることがあればなんでもしたいのですが。
    どうせなら尊敬できる人のもとで働きたいと思いまして。
    何かあればよろしくお願いいたします。

  • 佐藤あき へ返信する コメントをキャンセル

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