FXは少額からでも投資できるため、資金が少ない初心者でも人気のある方法です。

しかし、いきなり現金をかけるのは怖くありませんか？私の上司はFXを練習なしに初め、大切な時計で売却額である30万円をすぐに溶かしてしまいました。

私は、FXでも無料でトレードできるものがあればいいのにと思っていたところ「デモトレード」の存在に気が付きました。デモトレードとは、無料でFX体験ができるツールです。無料でも、本番と同じように注文やテクニカル分析など使える機能のたくさんあります。

今回は、デモトレードのメリットやデモトレードのダウンロードの仕方や実践画面など解説します。

本番で損しないためにデモトレードのメリット

FX初心者がいきなり、勝つことは難しいです。初心者が勝てない理由は、売買ルールや買う理由の根拠がないからだと言われています。

実際に取引画面を開くと、注文方法や省略された言葉がたくさんでてきて頭が混乱してしまいます。大事なお金を失わないためにも、デモトレードを利用し取引に慣れておきましょう。

デモトレードでは3つのメリットがあります。

お金がかからない

デモトレードは、お金が一切かかりません。デモ口座開設やアプリのダウンロード、取引も全て無料でできます。

デモトレードの解説も簡単で、ニックネーム・メールアドレス・パスワードを入力するだけで誰でもデモ口座が開設できます。デモ口座を開設するところによって「預託証拠金」を入力が必要です。

預託証拠金とは、デモ口座にお金をいくらいれるか決めることです。もちろん実際にお金を入れる必要はありません。

マイナスになってもお金が減らない

FXで一番怖いのは、マイナスになって自分の資金が減ってしまうことだと思います。私もデモトレードで取引をしていますが、3万円ほどマイナスになりました。

ただ、現実のお金はかけていないため、自分のお金は全く減っていません。

初心者がFXで勝つには、たくさん取引をして自分なりの売買ルールを決めておく必要があります。デモトレードは、どれだけマイナスになっても自分のお金は減らないため、自分のルールが試し放題なのです。

もし、デモ口座のお金が0になっても問題ありません。例えば、私が使っているLION FXでは、デモ口座の申請を再びすると、またトレードできます。

テクニカル分析が使える

テクニカル分析とは過去の値動きやチャートの動きを分析し、今後の値動きを予想するものです。テクニカル分析はたくさんの種類があり、多くのFXトレーダーは自分に合うテクニカル分析を使用しています。

例えば、LOIN FXではチャートをタップし、以下の順でタップすることでテクニカル分析が可能です。

LION FXでは、自分に合っているテクニカル分析を3つまで選択可能です。

テクニカル分析は多くの本で解説されています。でもトレードで実際に使ってみて、自分に合ったテクニカル分析を行いましょう。トレンドやパターンがわかると、デモ取引が楽しくなります。

デモトレードのデメリット

本番と同じようにできるデモトレードですが、デメリットもあります。デモトレードはあくまで、アプリの使い方や注文の仕方、どうしたら勝てるのかがわかるものです。

デモトレードと本番では違いがあります。デメリットをよく知ることで、より実践的なトレーニングになります。

緊張感がない

デモトレードは、自分のお金をかけない分緊張感がなくなってしまいます。緊張感がないために、テクニカル分析やなぜ負けたのか振り返らず、次を購入してしまうのです。

FXは、テクニカル分析やチャートを分析することで勝率が高くなります。勝率100％のトレーダーはおらず、トータルで勝つ方法をトレーダーは身につけています。

のちに本番でお金を稼ぎたい場合は、デモトレードでも本番をと同じように、テクニカル分析やチャート分析をし、勝率をあげておきましょう。

FXは簡単だと勘違いする

デモトレードで、たまたま勝ってしまいFXは簡単だと勘違いすることです。勘違いすると、自分は絶対勝てると思い込み、自己資金を超えた無茶なトレードを行う可能性があります。これは、デモトレードだからできることというのを忘れてはいけません。

実際のトレードでは自己資金を越えるトレードができます。しかし、FXは投資なので借金を背負う可能性もあります。

デモトレードは自分のお金を使わない分、ゲーム感覚になりやすいです。デモトレードでも真剣に取り組みましょう。

スプレッドやスリッページなどの本番で起こることが体験できない

デモトレードでは、本番で起こることが体験できません。例えば、スプレッドによる手数料が引かれないや注文した時の価格と約定した価格の差があるスリッページなどです。

よく取引画面で売り注文、買い注文の間に書かれているのがスプレッドです。スプレッドは、取引にかかる手数料みたいなもので少なければ少ないほどトレーダーに有利になります。

スリッページは、注文した価格と実際に買った時の価格の差です。ドル円の場合は、大きなスリッページは起きにくいですが、短時間で価格が下がった時は対応に間に合わずスリッページが大きくなることがあります。

デモトレードでは、本番おこる現象が少なくリアル感がないのがデメリットです。

デモ口座の開設方法

デモトレードは誰でも開設可能で3分もあれば、デモ口座が作れます。今回は、ヒロセ通商の「LOIN FX」を用いて解説します。

1・デモトレード口座を開設する

まず「ヒロセ通商」のHPを開きます。そして、画面にある「デモトレード」をタップします。

その後、「デモ口座登録フォームはこちら」をタップします。

その後、ニックネーム、預託証拠金、メールアドレスを記入します。預託証拠金はデモトレード開始時のお金になります。全て記入したら送信しましょう。

送信したら、ユーザーIDとパスワードが発行されます。

２・「LION　FX」アプリをダウンロード

続いて、「LION FX」をダウンロードしましょう。デモ登録フォームの下にアプリダウンロードのバナーがあります。自分が使っているスマホのOSによってタップしてください。

また、パソコンやタブレットにも対応しています。自分が使いやすいデバイスでデモトレードをしましょう。

【実践】デモトレードで取引する

それでは、実際にデモトレードで取引をしてみましょう。今回は、ドル円でトレードします。

1・チャートを見て売り注文か買い注文か選択する

まずチャートを見て、売り注文か買い注文か選択しましょう。

売り注文とは、注文した値段より為替が下がると利益が出ます。買い注文は注文した値段より為替が上がると利益が出ます。つまり、これから為替の値段が下がると思えば、売り注文上がると思えば、買い注文を選択するのです。

2022年8月14日20時29分のチャートを見てみましょう。

私はこれから上がると予想したため、買い注文で注文します。

2・実際に注文する

LION FXアプリでは、一番右下のバナーに「通常注文」の項目があり、そこをタップしましょう。すると、以下の画面になります。①〜④順番に解説します。

①は通貨ペアです。今回は、アメリカのドルと日本円でトレードします。LIONFXでは通貨ペアは22通りあり、ユーロやオーストラリアドルなど海外通貨の取引が可能で、タップすると変更できます。

②はLOTです。LOTとは、FXにおける取引通貨でLOIN FXでは1LOT＝1,000通貨になっています。証券会社によっては1LOT＝10,000通貨になっているところもあります。ちなみに値段の計算は、現在の為替の値段×1000（1LOT）です。画像の値段から買い注文すると1LOT購入で、約13万円かかっています。

③は執行方式といい購入方法とも言い換えられます。

④は、売り注文か買い注文かを選択できます。自分が行いたい注文をタップしましょう。④をタップすると、以下の画面になります。

内容に問題がなければ、一番下の注文実行をタップし、注文が確定されます。

３・売って利益確定する

最後に注文したものを売り、利益を確定させましょう。売る時には「クイック注文」をタップします。

①では、注文しないを「注文する」に変更します。そうすることで下のロックが解除されます。そして、注文したものを売ります。今回、私は買い注文をしたため買い注文を決済します。

今回のトレードは、マイナス900円になりました。ただ、購入してから10分もたっていませんが、マイナス900円は怖いです。

よくある質問

ここでは、FXのデモトレードに関する質問を集めました。

デモ口座のお金がなくなったらもうトレードできませんか？

デモ口座のお金がなくなってもトレードはできます。しかし、トレードにはお金が必要です。今回紹介した「LION FX」では、再びデモ口座を開設するとお金が振り込まれます。

また、DMMFX/CFDでは純資産が50万円を下回ると、自動的に500万円振り込まれます。会社によって、デモ口座入金方法が違うためHPで問い合わせてください。

指値　逆指値とはなんですか？

指値や逆指値とは、為替の値段が指定した金額になったら注文する方法でいわば予約注文をしています。FXや株では、為替の値段が大きく上がるタイミングがあり、そのタイミングになる値段になったらポジションを取る戦略的な注文方法です。

まとめ

今回は、FXデモトレードについて解説しました。はじめてFXデモトレードを使い取引をした感想は、無料でFXが体験できてデモバージョンであれば引き続きやりたいと感じました。

よく本や動画でFXの解説はしていますが、実際に使ってみないと身につきません。このデモトレードでは、本番と同じようにチャートの分析もできて本で出てきたことが実践できるのはとてもいいと思いました。

しかし、実際にお金をかけてやるのかどうかというとやりません。たった数分でお金月マイナスになることは私としてはとても怖いからです。

現在は、遊び感覚として高校生でもデモトレードをやっています。お金の勉強としてデモトレードを体験するものいいでしょう。