3月5日発表となりました、『2月米国雇用統計』についてみて行きましょう。
■非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比37万9000人増
予想値が20万人増だったのに対して+37.9万人(1月+16.6万人)これは大きく改善したという結果となりました。
■失業率は6.2%
予想値6.3%に対して改善した結果です。(1月6.3%)
■1月貿易収支は—682億ドル
予想値-675億ドルに対して改善した結果となってます。(12月—670億ドル)
■平均時給は前年比+5.3%
予想値+5.3%に対して予想通りの結果となりました。(1月+5.3%)
以上の結果を受け為替の動きでは
・ドル円は108.64円まで上昇
・ユーロドルは1.1894ドルまで下落
・米10年債利回りは1.62%台まで上昇しその後下落
といった結果であり、米株価も下落を見せるもその後大きく値を上げた結果となっています。
ドル円の動き

ユーロドルの動き

米国10年債利回りの動き

米株の動きは以下の通り



雇用統計とは
米国雇用統計とは、米労働省労働統計局(BLS)が調査した指標で、アメリカの雇用の状況に関する指標10数項目の総称を言います。
原則として、毎月第1金曜日の21時30分(冬時間は22時30分)に発表され、発表前の予想値と結果を比較して、米国の雇用の状況を確認することができます。
発表される指標の中で、特に注目されるのは、「失業率」と「非農業部門雇用者数」です。
最近では、「平均時給」も注目されたりします。
次の記事米国雇用統計とドル円の関係性について分析しているので、参考にしてみてください。