【FX初心者向け】米国雇用統計とは?Akiは何に注目して結果を取引に役立てるのか?

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米国雇用統計をご存知でしょうか?

FXトレーダーであれば、知らない人はいないでしょう。

ただ、今からFXを始めるのであれば、雇用統計は必ず知っておきたい経済指標の一つです。

そこで、今回は世界中のトレーダーが注目する経済指標「米国雇用統計」について解説していきたいと思います。

米国雇用統計とは?

雇用統計

米国雇用統計とは、米労働省労働統計局(BLS)が調査した指標で、アメリカの雇用の状況に関する指標10数項目の総称を言います。

原則として、毎月第1金曜日の21時30分(冬時間は22時30分)に発表され、発表前の予想値と結果を比較して、米国の雇用の状況を確認することができます。

米国雇用統計の項目は具体的には次のとおりです。

米国雇用統計の各項目
失業率
非農業者部門雇用者数
建設業就業者数
製造業就業者数
小売業就業者数
金融機関就業者数
週労働時間
平均時給 など
 

しかし、米国雇用統計の項目が多すぎて、どの項目を見れば良いのか分からないのではないでしょうか。

発表される指標の中で、特に注目されているのは、「失業率」「非農業部門雇用者数」です。

失業率とは、16歳以上の働く意思のある労働者のうち失業者の占める割合を指します。

非農業部門雇用者数とは、自営業や農業従事者等を除く民間企業や政府の雇用者数を指します。

米国雇用統計がFX取引においてなぜ重要なのか?

そもそも米国雇用統計がなぜ重要なのでしょうか。

雇用の状況は、個人の所得や消費に影響することから、為替相場や株式市場を含むマーケットに影響するものと考えられるからです。

例えば、次のような感じです。

アメリカの雇用者数が増えない

アメリカの個人消費が増えない

アメリカの景気の見通しが不透明になる(アメリカの景気に対する期待感が下がる)

ドルの売りが増える

円高ドル安になる
 

ただし、一概にこのような理屈が成り立つわけではありません。

政策金利の予定や米国株の動向を踏まえ、ドル高になる(ドルの買いが増える)可能性もあるので注意が必要です。

米国雇用統計がFX・為替相場(ドル円、クロス円)に与える影響は?

さて、理屈はこのくらいにして、実際のデータを見て、米国雇用統計が為替相場(今回はドル円)に影響を与えているのかを確認していきたいと思います。

「論より証拠」ですね。

今回は、フォレックス様のページからドル円の過去のデータをダウンロードして、分析しました。

分析ルールは次のとおりです。

対象期間 2015.1~2019.12
対象時間 21時00分~22時00分(夏時間)
     22時00分~23時00分(冬時間)
指数化  21時00分時点の為替相場を100と設定
 

分析結果を見てみましょう!

雇用統計が発表される21時30分直後からドル円相場が急激に動き始めているのが分かるかと思います。

なお、冬時間のスタートは22時00分ですが、分析結果が分かりやすいように、夏時間の21時00分に軸を合わせています。

明らかに雇用統計に対して、相場が敏感に反応していますよね。

これだけ見れば、相場の変動タイミングが分かるので、雇用統計の直前にポジションを取って、雇用統計発表後30分くらいでポジションを手放せば、簡単にFXで勝てるかも!と感じてしまうかもしれません。

しかし、FXトレードの世界は、そこまで甘いものではありません。

過去データの分析結果!実はAkiは下の表を見ながら雇用統計発表時のFX取引に臨んでいます。

ドル円相場と雇用統計が密接に関係していることは、確認できました。

しかし、雇用統計の予想と結果は、実際の相場(ドル円)に具体的にどのくらい影響しているのか確認してみましょう。

過去2年間の非農業部門雇用者数、失業率、平均時給の予想と結果、そして発表後30分間のドル円の変動をまとめた表が次のとおりです。

マイナスのセルは赤く塗りつぶしています。

例えば、20191101(2019年11月1日)の行は、非農業部門雇用者数の予想が8.5万人に対して、結果は12.8万人であり、4.3万人も予想を上回りました。

その結果、雇用統計発表直後30分間のドル円の最大変動は+29.9pipsです。

pips(ピップス)とは、通貨がどのくらい変動したかを示す単位であり、例えば、ドルが108.200円から109.500円に変動した場合、130pips変動したことになります。

上の表を見ると、非農業部門雇用者数の予想が結果を大きく下回る場合、雇用統計発表後にドル円が20pips超下落(ドル安)しているのが分かるかと思います。

ただ、雇用統計の結果が予想よりも良かったからといって、必ずしもドル円がドル高になるとは限りません。

さきほど説明した通り、政策金利や米国株式などの要素が絡んでくるからです。

まとめると次のとおりです。

  • 米国雇用統計(特に非農業部門雇用者数)とドル円相場は連動することが多い
  • 円安に動いた場合の平均利益 26.7pips
  • 円高に動いた場合の平均利益 -25.3pips
 

最近は雇用統計時のFX取引では賃金の上昇に注目してみることが大切!ということも聞かれますが・・・

私自身は実はあまり注目していません。確かに雇用が伸びても賃金の伸びがいまいちなら→非正規雇用が増加しているだけという判断もできますし、そのような点に注目してみることが大切!とも言われます。

私も雇用統計発表の瞬間~直後の取引ではなく、さらに先を見越したスイングや中期トレードをするであれば賃金の上昇も重視します。

ただ、雇用統計瞬間~先1時間くらいの値動きのある中でスキャルピングトレード&デイトレードをするという時、私は賃金の面にはさほど注目せず、非農業指数雇用統計と失業率だけに注目し、上の表と見比べ、過去予想とどれくらい乖離したらどちらにどれくらい動いたのか?その一点に注目してトレードに集中しています。

以前の記事でも書きましたが、今回私が行ったような分析は、一度ご自分でやってみることをオススメします。

自分なりに分析をすることで、相場に対する感覚が磨かれていきます。

今後もこのサイトでは過去のデータやチャートを使った分析をしていきます。

1 個のコメント

  • いつもyoutubeを見て、勉強させてもらってます。
    分かりやすくとけも参考になります。
    これからも、よろしくお願いします。

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