※注意:こちらの記事は2019年4月頃に書いた記事の再投稿です。
現在NYダウ平均、日経平均がいよいよ下落に転じるのか?といったことを皆さん気にされていると思うので再投稿させていただきました。
私は2019/12/23現在では、2020年の年始、商いが少ないタイミングでダウ、日経平均がともに買いのクライマックスを迎える可能性も少なからずあると考えています。
可能性は低いのかもしれませんが、もしも2020年の早いタイミングでダウが30000ドルをこえ、日経平均も26000円以上をつけるような瞬間が来ればそこで株価指数を全力で売りたいと考えています。そこまで上がればラッキー、くらいの感覚で待っているべきで、売り損ねる可能性もありますが下手に入るべきではないと考えております。
詳しくはまた今後のyoutube【今日の戦略】等の中でお話ししていきます。
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ここから↓が再投稿の記事になります。
こんにちは、Akiです。
今回は、『世界的金融危機がいよいよ起きるのか?』についてブログでまとめておこうと思います。
今回、2019年3月25日の段階でこのように騒がれている要因は先週末のドイツPMI速報値発表から世界経済減速懸念が起こったからですね。
ちなみに下落を警戒しクロス円を売りで入り続けてきた証拠としては下のスワップ金利のマイナスを見て頂ければご理解いただけると思います。

クロス円の売りによるマイナススワップだけで-1700万以上やられている。スキャル以外の9割以上の取引は売りで入っていました。
さて、ということで今回は『遠くない将来に世界的金融危機は起こる』と推定した理由をブログにまとめていきます。
世界的金融危機の材料
世界的金融危機が起こるファンダメンタルズ的要因は、現在は下記の4つが考えられます。
- 中国経済の減速
- ドイツ銀行問題、ドイツ経済減速~のEU経済の混乱
- アメリカ発のリーマンショック級の予期せぬ悪材料
- ブレグジット発の世界的経済の混乱
上記の4つが大方の見方ですね。
ただ私が言いたいのは、私が『そろそろ何かが起こるのでは?』と考えたのは、ファンダメンタル的な指標推移などで判断しているわけではないんですよ。
単純に最重視しているテクニカル分析で『上記4つのうちそろそろ何かが起こり、それが火種となって世界的な経済危機、混乱が起こるタイミングが近いのではないか?そしてその場合、最低でも高値から29パーセントの下落(最悪の場合40%超の下落)が起こる』と、テクニカル分析9割で判断しています。
もちろん個人の見解だが、わかりやすく大まかな判断基準をつたえていきます。
まず投資の世界で一番理解しなくてはならないのは『永遠に上がり続ける、下がり続けるものはない』という事ですね。
(GDPなど「世界の経済規模拡大」による数十年にわたるダウの上昇などは別物:後で触れる)
安く買った人は高くなったらどこかで利益確定するし、逆に信用取引で売った人はどこかで利益が出たら買い戻すのだからそれは当たり前です。
そして『ではどこで反転が起きるのか?という点では過去の類似事例の周期をある程度正確に反映する』ということ。
近年の世界的な経済危機としては
- 1987年ブラックマンデー
- 1997年アジア通貨危機(ダウにはさほど影響なし)
- 2001年ITバブル崩壊
- 2008年リーマンショック
などがあげられ、よく8~10年ほどの期間で大きなショックが起こるといわれています。
次の何かが起こると予想する上で、こういった事例の周期を参考に過去のチャートから類似の状況を探し出すという手法を私はよく使っています。
大きな転換点を見る上では月足を使うが、現在の状況を見るとリーマンショック以後2009年3月に最安値6,500ドルを付け、その後2019年10月に約27,000ドルまでほぼ押し目という押し目を付けず一方的に、最安値から約4倍となるまで上昇を続けているんですよ。

その後一度は2018年末に21500ドルまで押し目を付けたが、まだ高値圏でもみ合っているという状況になっています。
単純にこの12年分のチャートだけを見ると、リーマンショックの時例では高値圏での揉み合いが緑の四角で囲ったように約15~20か月で終了していることがわかりますね。
なので、「今回も同じくらいの周期で終了するのであれば暴落もそろそろではないのか?」と予想することもできます。
- しかし私の場合はリーマンショックの最安値からの一方的な上昇について「その類似例が過去にないか?」とさらなる長期チャートで探す
- 「ダウはいくらまでの上昇が適正なのか?」GDPの増加などから読み取る
ということを行いました。
実際に見ていったのが下記の分析です。

いかがでしょうか?
明らかな上昇が始まったのは私個人の感覚では1992年の3,000ドル台前半を定着させた時であり、一方的な上昇が続いたのはそれから8年後の2000年1月の最高値11,500ドルを付けるまでです。
この8年でほぼ押し目を付けずダウ平均は約3.5倍へとほぼ一方通行に上昇したが、私はこの1992年~ITバブル崩壊までの上昇が今回のリーマンショック後の最安値からの上昇に類似していると考えています。。
そしてやはりここでも最高値を付けてから高値での揉み合いは約18ヵ月~25ヵ月(人により判断が異なるので幅を持たせた)となっています。
この揉み合いの期間ももし現在のダウが27,000ドル近辺で頭を打つことになるのなら今回の上昇の終了時期を予想する上で役に立つはずです。
更にもうひとつ、この27,000ドルあたりが高値なのではないかと私が予想している理由はGDPでみる世界経済の規模の拡大からの判断にもよります。
(単純に世界の経済規模の拡大をGDPの拡大だけから推測できるわけではないですが…)

下のグラフが主要国のGDPのここ40年の推移です。
※ http://www.garbagenews.net/archives/1335765.html さんからお借りしています。
株や為替を始めたばかりのころは「なぜダウは1982年には1000ドルくらいなのになぜ近年は10倍20倍となっているんだろう?」と考えましたが、単純に企業がターゲットにする市場、世界の経済規模がGDPで見ても何倍にもなっているから、これと比例して上がってきていると割り切って見ています。
(厳密にはもうすこし複雑だがそれくらいのとらえ方でOKだと個人的には考えています)。
このデータと先程のダウチャートを見比べると
- 2000年米のGDPは約10兆米ドル その時の株の最高値は11500ドル
- 2008年米のGDPは約15兆米ドル その時のダウは最高値14200ドル
- GDPが1.3倍になり株価は1.23倍
そして
2008年ころからは中国のGDPもある程度考慮しなくてはならないが(他国はそこまで極端な変化がないので省略しました)
- 2008年の米中のGDPは合計で約19兆億ドル
- 2017年には米中のGDPは合計で約30兆億ドル
ここで見ると単純に米中GDPの合計の伸び1.5倍に対し、ダウの高値は14,200ドル→27,000ドルとなり2008年と比べると約1.9倍にもなっている。
もちろん実際にはもう少し細かく分析しているが、私はあくまでも世界の経済規模の拡大だけで見たダウの高値はGDPの伸び率から見た1.5倍前後と考えていたので22000ドル前後かと少し前までは考えていました。
だだ、ここで先ほどのチャートに戻ってみると2017年7月にチャート内に引いた上昇トレンドラインの平行線を上に超えて2018年1月に一気に27000ドルまで急上昇をしています。

拡大すると下記画像です。
おそらく理由はどうであれ同じようにこの22,000ドルあたりを理論的な高値と見て売りで入った大口も世界的に多かったのではないかと思います。
もちろんこれはすべて私の個人的な見解だが、その売り方を踏み上げるように、売りで勝負した参加者のロスカットを巻き込みながらこの上昇はあったはず。
完全にファンダメンタル的な考え方や理論株価的なものは無視した異常な上昇だったのではないでしょうか。
この様な理由から私個人としてはこの22,000ドルからの買いは、再度述べるが『異常な上げ』であり、そろそろクライマックス、今のダウは高すぎるのでいずれ過去の例にならい、緑の四角15ヵ月~20ヵ月には下落に転じるのではないかと考えています。
※一つ付け加えるなら、大きな下落の前に、反動をつけるように一気に最高値を付け、そこから一気に下落に転じるほうが綺麗なチャートを描くし、下落のエネルギーを貯めるという意味でもベストなため、「本当はここ数週間で27,000ドルを再度超えて27,000ドルから30,000ドルの間で最後の高値をつけ、それが買いのクライマックスになるのではないか?」と考えそのタイミングで全力売りもありだと待っていたが、「先週末のドイツPMIの衝撃からひょっとしたら27,000ドルを超えることなく、今この瞬間にそのタイミングが来てしまったのではないか?」と注視しています
個人的なベストとしてはもう一度27,000ドルを突き抜けてクライマックスを作ってほしかったが、どうなるにせよ『暴落近し』という感じで普段のFXの取引にも注意を払いたいと思っています。
引き続きクロス円の取引は日をまたぐ取引は売りのみではいりたいですね。
完全に個人の勝手な見解ですので、投資判断としては一切参考にしないでください。
また深夜に書いたため誤字脱字等ご容赦ください!
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