円高と円安をわかりやすく解説!それぞれの日本社会への影響は?

円高 円安

「円高や円安って何?」「どっちが得なの?」と困っていませんか? 円高や円安の意味を知れば、世界経済を読みやすくなり、FXの投資にも役立てられるでしょう。

今回は経済やFXの初心者に知ってもらいたい情報として、円高や円安の特徴、それぞれの社会的影響などを解説します。これを読めば、通貨価値の変動による社会的影響や、経済の流れなどがわかりますよ。

円高と円安はどういう意味なのか?

円高 円安 意味

円高と円安の基本的な意味を紹介します。これを学べば、日本円と海外のお金の関係性がわかり、FX投資や経済情報の仕入れにも役立つでしょう。 

円高の意味

円高は1ドルあたりの日本円の価値が高い状態を示します。たとえば1ドル100円が半年後に1ドル90円に減ると、日本円にとっては100円の交換額が1ドルから約1.1ドルに増えます。ここから円の価値がアップしたと評価できます。

日本円が交換できるドルが高くなったことから「円高」と呼び、FXでも価値が上がったとして注目を受けやすいでしょう。 

円安の意味

円安は1ドルあたりの日本円が高い状態を示します。たとえば1ドル100円が半年後に120円に増えると、100円の交換額が1ドルから約0.8ドルまで減ります。日本円の価値が下がったとして「円安」と呼びます。 

日本円に交換できるドルが安くなったことから「円安」と呼び、FXでも価値が下がったとして注目を受けづらくなるかもしれません。

円高と円安はどちらがお得か

円高と円安はどちらがお得か

日本円から見ると、円高の方がお得です。円高と円安の関係は、米ドルを例にすると上のような構図です。1ドルあたりの円が下がれば、「少ないお金でこんなにドルからもらえた!だから円は価値が高い」として円高となり、お得と感じる人が増えるでしょう。

「同じ日本円なのにこれだけしかドルがもらえないんだ。だから円の価値は安い」という円安の状態では、多くの人がお得に感じられなくなってしまうのです。

円高・円安はどうやって決まる?

円高 円安 

日本円と外貨の関係である円高と円安の決まり方を紹介します。これを読めば日本円の価値変動を検証しやすくなるでしょう。 

景気動向

日本円に限らず世界中のお金の価値は、その国の景気が影響を与えます。景気がよければ消費者の買い物が増え、売り物の生産は高まります。景気のよさから金利アップにつながり、円高が起きるでしょう。

一方で景気が不安定だと、人々はお金を使うことを制限しやすく、企業は売り物の在庫が余ることに悩み、物価を下げてでも物を売ろうとします。その結果、景気の悪さから金利ダウンなどにつながり円安が起きやすくなります。

政策金利

為替相場で気にしておきたいのは政策金利です。金利がほかの国より高ければ利息も増え、投資者たちの資金が集まりやすくなります。以上から日本円の金利がアップすれば投資者を引きつけ、通貨価値が高くなりやすいといえます。

一方で金利ダウンなら利息も減り、投資者の資金も集まりづらくなった結果、通貨価値も下がりがちです。

日本では中央銀行が政策金利を決めており、主に物価のコントロールを目的としています。物価が上がりすぎれば金利アップ、物価が下がりすぎれば金利ダウンで、国民が健全な消費生活を送れるように配慮しています。 

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景気や金利から為替相場を探る「ファンダメンタルズ分析」

ファンダメンタルズ分析とは、FX相場のチャートではなく、物価指数や経済成長率といった国の景気に関係する要素から今後の値動きを占う方法です。

FX銘柄は2つの法定通貨によるペアなので、お金を扱う国の景気から価格変動を判断するファンダメンタルズ分析を行う人がいます。目先のチャートだけでなく、国際的なニュースも参考にしながらFX投資に取り組んでみましょう。 

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円高・円安になったときの社会的影響

円高・円安になったときの社会的影響

日本で円高や円安が起きれば、社会で何が起きるのか気になる人も多いでしょう。この章では日本円の価値変動でよく起きることを紹介していきますね。 

円高になったら?

円高になったら、海外からの輸入が有利になります。たとえばガス会社は海外から資源を安く買えることから、円高が望ましいと考えられます。ほかに海外からのブランド品も安くなり「円高還元セール」を開く店も出るでしょう。

ほかにも海外旅行費が安くなり、日本人が積極的に国外でのバカンスなどを楽しむでしょう。一方でガソリンや公共料金などは下がる傾向です。 

円安になったら?

円安になると日本からの輸出が増えます。海外にとっては日本円が安くなると、日本との取引でお得になりやすいので、日本製のブランドを多く求めるようになります。一方で外国人観光客によるインバウンド需要増加も見込めるでしょう。

一方で海外旅行費が為替の関係で高くなり、日本人が渡航をためらいがちになります。ガソリンや公共料金などの相場も上がる傾向です。 

有事の円買いが起きる理由

有事の円買い

これからFXを始めるなら、有事の円買いに注意が必要です。世界規模で災害や紛争、大事故などが起きると、世界中の投資家が日本円を求めがちになります。自身のお金の価値が下がりすぎる前に、日本円を買うことで、一定の資産価値をキープする狙いです。

リーマンショック

こちらは2008年9月15日にリーマンショックが起きた当時の月足チャートです。発生時期におけるUSD/JPYのレートが下がっています。1ドルあたりの日本円が下がれば価値が上がったという意味なので、有事の円買いがうかがえます。

コロナ 感染 利下げ

こちらは最近の週足チャートです。この時期流行していた新型コロナウイルスの影響を受け、2020年3月15日にアメリカが政策金利を0.25%まで緊急利下げしました。米ドルの金利ダウンを受け、青いローソク足が長く出るほどの円高が起きています。

以上からアメリカを中心に世界的な問題が起きたときは、有事の円買いの可能性を考え、冷静な投資行動を心がけましょうね。 

まとめ

まとめ

円高は外国通貨と比べて日本円がお得な状態、円安は日本円が高い状態を示します。日本への価値変動は景気に限らず、中央銀行の金利政策、政府の動向などから影響を受けるので、経済や政治のニュースを定期的に確かめ、FX投資に役立てましょう。

有事の円買いなど、特殊な事情で円高や円安が起こることもあります。ニュースから投資家心理を推測し、自身の買いや売りを判断してみてくださいね。 

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