バフェット氏5兆円損失!ビジネスの転換期到来か!?

バフェット

4月3日のブルンバーグによると、次のように伝えられています。

「米資産家で著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2日、自身の率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが、保有していたデルタ航空とサウスウエスト航空、アメリカン航空グループ、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスの株式を全て手放したことを明らかにした。

バークシャーは4月に計65億ドル(約6950億円)相当の株式を手放したが、その大半がこれら米4大航空会社のものだった。

バフェット氏は過去にUSエアウェイズ(当時)への投資で痛手を負った後、業界への投資を控える意向を示したが、2016年に再び株式保有に動いた経緯がある。

バフェット氏はライブ配信された年次株主総会で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の経済的影響により、航空事業が根本的に変容したと指摘。

航空各社の経営幹部が危機を乗り越えるため首尾良く資金を調達したとして、各社経営陣の仕事ぶりを非難するのは避けた。

バフェット氏は「これは私のミスだ」と語り、自身が決定を下し、投資で損失を被ったと説明した。

バークシャーは4月、デルタ航空とサウスウエスト航空の株式の保有を少なくとも減らしたことを明らかにしていた。」

結局バークシャーは5兆円の損失を計上したようです。

直近のデータではバークシャーは比率の多い順で言うと

  • アップル29.74%
  • バンクオブアメリカ13.45%
  • コカ・コーラ9.15%
  • アメックス7.80%

 

の順番ですが、売り払った航空株は次のとおりでした。

  • デルタ航空1.71%
  • サウスウエスト航空1.20%
  • ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス0.80%
  • アメリカン航空0.50%

 

面白いのは、原油価格が暴落して、業績が良いとは思えない石油会社のオキシデンタルは0.32%しか保有してないようですが、こちらは手放していないようです。

バフェット氏は長年にわたり株価が魅力的な水準になるのを待ち構えるタイプの投資家のようですが、最近は手元資金を増やし続けており、今回の株式相場急落でも食指が動く好機とは映っていないようです。

むしろバークシャーは4月に65億ドル余りの保有株式を手放しており、手元資金はさらに増えているようです。

まだ買わないということは、彼は3月の底より深い2番底がやってくると考えている証拠だろうと思います。

そうした2番底については、筆者の意見ですが、11月に大統領選を迎えるトランプ政権とFRBが起こさせまいと動くと思いますので、少なくとも今年は起こりにくいと思っています。

航空株については、リーマン時直後2010年1月に経営破綻した日本航空は、大規模なリストラや政府による優遇策があり、稲盛氏の経営手腕で復活したように、結局は官が助けてくれるもという業界なので、最終的には株価は上がると思われますが、米国は状況が違うのかもしれません。

直近ではオーストラリアで、英国のヴァージン航空の傘化にあるヴァージン・オーストラリアが豪政府に支援を要請しましたが、豪政府は応じず4月21日に破綻してしまいました。

長期投資家バフェット氏は世の中の転換点が来たと考えたのだろうと思います。

毎年オマハで行われる年次株主総会では何万人もの株主たちがそのために世界中からオマハに集まるお祭りのような集まりという風に伝えられていますが、それが今年はオンラインです。

「航空事業が根本的に変容した」という彼の発言を象徴しているような事件であったと思います。

人間は将来のことは現在の延長で考える癖を持った生き物と思いますが(従って相場ではトレンドフォローが効くのかもしれません)、彼のような成功者は、間違いを間違いと認め、延長線上ではなく転換を察知して果敢に動ける人ということなのでしょうか?

バフェット氏は近年、守りに入り、次の買い場を待っていたと思われます。

新型コロナの影響で世界中がロックダウンを経験し、いまだにそれが続いています。

一部の欧米諸国ではロックダウンを緩める動きが、たとえばイタリアなどでは5月4日から本格的にスタートするようですが、再び感染が拡がらなければよいなと思います。

ほぼ全員が第2波の感染が拡がるリスクがあると考えているので(みなが考えていることは起こらないという相場ルールから)もしかすると集団免疫ができあがりつつあり、意外と問題なくコロナと共生していく新しい時代がスムーズに始まるのかもしれません。

楽観的過ぎるかもしれませんが...。

ただし、人々の感染に対する恐怖は残り、行動様式、仕事の仕方は大きく変わるのかもしれません。

ローソンの竹増社長が中国でのコンビニ状況について4日の日経朝刊で語っているところによると、

4月8日に都市封鎖が解除されたが、自由に行き来できる生活とは異なる。

約2カ月半に及ぶ封鎖で巣ごもり生活が定着した。

今もその習慣が続いている。

ローソンは武漢に約400店あるが、売上高はコロナ発生前と比べて20%程度下回り、回復にはまだ時間がかかりそうだ

とのことでした。

上海は武漢ほどでではなかったようですが、それでも封鎖は今の日本よりは厳しかったらしいのですが、現在正常に戻っているとは言うものの生活者の行動は『恐る恐る』といった感じらしい、とインタビューで答えています。

私見ですが、会議や会場セミナー、スポーツ観戦などはすべてオンライン、会社はテレワークが常態となり、出張も減り、移動が極端に変わり、運輸関係は物流関連のみで観光はバーチャルな世界となり、3密になりそうなものはすべて避けることとなり、ウイルス感染がないロボットが対面営業で前面に立ち、世界中の人々に日本並みの衛生観念が新たに根付くようなことになるのかもしれません。

これからは、来るべき新たな世界で生き残るべく臨機応変に動く果断さが要求されるのかもしれません。

著者プロフィール

memo
ウィンインベストジャパン( https://win-invest.co.jp/ ) 齊藤トモラニ 老舗FXスクール代表。 FX会社主催のセミナー講師としても活躍する。 著書に『簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード』 ロンドンfxの松崎美子さんと一緒にYouTube「fxの流儀」を配信中 <FXの流儀youtubeチャンネル> https://www.youtube.com/channel/UC30w5H2MGSs6wP1YFjPeXBg

 

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