【チャートで解説】ITバブル崩壊の原因とは?株価や為替への影響をわかりやすく解説

ITバブルとは1998年ごろから2000年頃までアメリカで起きた大幅な株高のことをいいます。

ハイテク株の多いナスダックでは1,000ポイント台から5,000ポイント台まで約5倍株価が上がりました。

インターネット関連の株価が大幅に上昇した原因はインターネットが今までのビジネスのあり方を大きく変える可能性があると期待されていたからです。

インターネット関連の仕事をしているというだけで多くの会社の株価は上昇しました。しかし実態が伴っていない株価上昇であったため2001年にITバブルは崩壊しました。

そこで今回はITバブルの崩壊の原因と株価や為替への影響についてわかりやすく説明します。

今回起きているコロナショックとの共通点についても説明しますのでぜひ参考にしてみてください。

ITバブルが起きた理由

原因,クエスチョン

ITバブルが起きた理由は主に2つです。

ITバブルの原因
  1. インターネットビジネスへの期待が高くなったこと
  2. 根拠なき期待

 

それぞれの理由について説明していきます。

インターネットビジネスへの期待が高くなったこと

マイクロソフトが発売したウィンドウズ95の成功で多くの人がインターネットの可能性に注目していました。

インターネットビジネスは既存のビジネスモデルを大きく変える可能性に溢れていました。

当時ITについては若者が強いと言うイメージがあったので大学を卒業したばかりの若者への需要が高まりました。

インターネットという単語のあるプレゼンテーションは内容の善し悪しにかかわらず採用される状態でした。

内容が稚拙なものでもインターネット関連のビジネスであれば大きなお金を調達することができたのです。

根拠なき期待

ITバブルの時のアメリカはインターネットを扱っている企業というだけで株価は大きく上昇していました。インターネットを扱っているということだけで事業の中身をよく確認せずに投資されている状況です。中にはPERが100倍を超える企業もあり、明らかに過剰な状況でした。

Point!
ウィンドウズ95の大ヒットでインターネットに注目が集まる

インターネットを扱っているというだけで資金が集まる状況

インターネット関連の銘柄の株価が暴騰する

バブルの発生

 

ITバブルの時の株価と米ドル円の動き

アベノミクス

ITバブルの時の日経平均株価・米ドル円の動きは以下のようになっています

日経平均株価は、1999年から大きく上昇していることがわかります。また米ドル円については1998年に147円台をつけました。

<日経平均株価>

<米ドル/円>

株価と為替では、高値を付ける時期は違いますが、ITバブルの時は、異常なペースで株価や為替が上昇していることが分かります。

ITバブルの日本への影響

ITバブルは日本にも大きな影響をもたらしました。

楽天やライブドアサイバーエージェントなど多くのインターネット企業が誕生しました。

しかし日本の場合、「失われた10年」の真っ只中であり経済は低迷していました。

またIT関連投資は一部分だけであったこともあり、ITバブルの崩壊後の影響もアメリカに比べると軽微でした。

ITバブルの崩壊の原因

異常なまでに熱狂したITバブルですが、どんなバブルにも終焉がきます。

ITバブルが崩壊した理由は主に3つです。

ITバブル崩壊の3つの原因
  1. 異常な株価上昇に警戒する人が増えたこと
  2. パソコンの普及が進んだこと
  3. 「9.11」アメリカ同時多発テロ

 

それぞれの理由について詳しく説明していきます。

異常な株価上昇に警戒する人が増えたこと

先ほど説明した通り、IT関連企業の株価はPERが100倍を超えることもざらでした。

明らかに過熱している状況です。

このように異常な株価の上昇に警戒する人が増えたことがITバブルの崩壊の原因の1つであるといえます。

パソコンの普及が進んだこと

パソコンの将来性を感じて多くの人がパソコンを買いました。

1990年代はまだまだパソコンが職場や家庭に100%普及している時代では無かったので、パソコンは作れば作るほど売れる時代でした。

しかし、パソコンの普及がある程度進んだ2000年代には、パソコンの需要は落ち着きました。

需要が落ちついたので過剰にパソコンを作る必要はなくなりました。

しかし、依然としてパソコンを作り続けました。

結果として、需要の薄れた製品が倉庫に積み上がり在庫があふれてしまう事態になってしまったのです。

過剰在庫を抱え込むことになりパソコンの生産に急ブレーキがかかったのです。

「9.11」アメリカ同時多発テロ

2001年9月11に起きたアメリカ同時多発テロが、ITバブル崩壊の決定打であると主張する専門家もいます。

同時多発テロ前からIT関連の銘柄は下落をしていましたが、同時多発テロが起こり、IT関連銘柄だけでなく、すべての銘柄が大幅に下落しました。

同時多発テロの前からパソコンの過剰在庫や失業率の悪化などはしていましたが、同時多発テロの発生が、ITバブルの崩壊を決定的なものにしました。

ITバブル崩壊時の株価と米ドル円の動き

ITバブル崩壊時の日経平均株価・米ドル円のチャートになります。

<日経平均株価>

<米ドル/円>

こちらも時期は違いますが、大きく株価は下落し為替は円高になっていることが分かります。

ITバブルとコロナショックの共通点

ITバブルとコロナショックの明確な共通点を見つけることは難しいです。

ITバブルの崩壊の原因には明確な理由はないですが、コロナショックの場合は、コロナウィルスという明確な理由があるからです。

しかし、Tバブルの崩壊時は、株価が下落するのと為替が円高になるタイミングは違います。

今回のコロナショックでも株価は大幅に下落しましたが、為替は一時円高になりましたがその後すぐに円安になっています。

株価の下落と為替が連動しないことが共通点といえるかもしれません。

まとめ

まとめ

今回は、ITバブルについて詳しく説明しました。経済危機は過去に何度も起きています。しかし、経済危機が起きてもその後必ず回復をしています。

過去の経済危機の理解を深めれば今後コロナショックのようなことが起きても冷静に対応することができるはずです。

この記事をきっかけに過去の経済危機についての理解を深めて頂ければ幸いです。

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