FXには、強制ロスカットという機能があります。
強制ロスカットがある理由は、投資家の資金を守るためです。
多くの投資家から支持されているSBI FXにももちろん強制ロスカットの機能があります。
そこで今回は、SBI FXの強制ロスカットについて説明しますね。
5分程度でSBI FXの強制ロスカットについて理解することができるようになりますので是非最後までお付き合いください。
Contents
強制ロスカットとは

強制ロスカットとは、損失が一定ラインを超えた時に強制的に決済される機能のことをいいます。
強制ロスカットがあるので投資家は一定金額以上の損失を出さずに済むのです。
強制ロスカットがなければ、マイナスは無尽蔵に広がってしまいますので1回の取引で全資産がなくなってしまうこともありえます。
また、強制ロスカットのラインは、FX会社によっても異なります。
ここからは、SBI FXの強制ロスカットについて説明します。
SBI FXの強制ロスカット水準は50%
強制ロスカットの水準は、各FX会社によって違います。
証拠金維持率の100%を下回ると強制ロスカットされる会社もあれば証拠金維持率が30%になるまで強制ロスカットが発動されないFX会社もあるのです。
各FX会社によって異なる強制ロスカット水準ですがSBI FXの強制ロスカット水準は50%で設定されています。
この50%という水準は多くのFX会社が採用している水準なのでSBI FXの強制ロスカット水準は平均的であるということができますね。
SBI FXの強制ロスカットの具体的な計算方法
SBI FXは20秒毎にロスカットの判定をしています。
20秒毎の判定で証拠金維持率が50%を下回っていた場合、強制ロスカットが発動されるのです。
強制ロスカットに適用されるレートは取引数量によって異なります。
SBI FXでは取引数量によってスプレッドが変わるからです。
スプレッドは以下の区分によって変わってきます。
- 第1区分…1~1,000,000通貨
- 第2区分…1,000,001~3,000,000通貨
- 第3区分…3,000,001~5,000,000通貨
- 第4区分…5,000,001~10,000,000通貨
参考までに2022年11月1日(火)6時00分~2022年12月1日(木)6時30分までの米ドル/円の各区分のスプレッドについて載せておきますね。
- 第1区分…0.18~11.80
- 第2区分…0.40~11.80
- 第3区分…0.68~11.80
- 第4区分…1.18~11.80
- ※単位:銭
取引数量が増えるにしたがってスプレッドは広くなります。
強制ロスカットの判定は、第1区分の取引の場合は、第1区分のレートが適用され、第2区分から第4区分の場合は、各区分のレートでロスカット判定を行い、強制ロスカットの執行は、第2区分のレートで行われるのです。
SBI FXのロスカットは以下の式で計算されます。
- 値動き × 数量 + 累計スワップポイント = 損益評価額
- 預託金残高 + 損益評価額 - 出金依頼額 = 資産評価額
- 資産評価額 ÷ 取引必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率
これだけだと分かりにくいので具体例で説明しますね。
例:資産(預託金残高)が10万円、1ドル=100円の時に25,000通貨の買ポジションを保有
※取引必要証拠金=[数量] 25,000×[必要証拠金:1ドル当たり] 4円=10万円
※1ドル当たり必要証拠金:100円÷25(レバレッジ)=4円
<値動きがない場合>
[値動き] 0円×[数量] 25,000=[損益評価額] 0円
[預託金残高] 10万円+[損益評価額] 0円=[資産評価額] 10万円
[資産評価額] 10万円÷[取引必要証拠金] 10万円×100=[証拠金維持率] 100%
この場合、値動きがない場合の証拠金維持率は100%ですね。
SBI FXの場合、資産評価額が証拠金維持率50%以下になった段階で強制ロスカットです。
強制ロスカットが発動される資産評価額は以下の式で計算することができます。
[資産評価額] =[証拠金維持率] 50%×[取引必要証拠金]
このケースの場合の証拠金維持率50%の時の資産評価額は、
[証拠金維持率] 50%×[取引必要証拠金] 10万円
で計算することができますので50,000円です。
資産評価額が50,000円をきってしまうと強制ロスカットが発動されるので
[値動き] =[損益評価額]50,000÷[数量] 25,000
となり2円以上円高になったら強制ロスカットが発動されます。
つまり1ドル98円を下回ったら強制ロスカットになってしまうのです。
アラーム機能がある!

SBI FXの強制ロスカットは、なんのお知らせもなくいきなりロスカットされるわけではありません。
強制ロスカットが発動される前にアラーム通知があるのです。
アラーム通知は3回あります。
- 証拠金維持率が100%を下回った段階
- 60%を下回った段階
- 証拠金維持率が100%を下回って営業日を終えた段階
メールで教えてくれるので、トレード画面を頻繁に開けない方に取っては非常にありがたい機能ですね。
証拠金不足を放置すると強制決済になってしまう
SBI FXでは、証拠金不足を放置すると強制決済になってしまいます。
証拠金維持率が100%を下回り営業日を終えた場合、翌営業日の取引終了時間30分前に取引必要証拠金不足額を解消しないと強制決済になってしまうのです。
引用元:https://www.tcs-asp.net/alink?AC=C106008&LC=SBI50&SQ=0&isq=101beginner/step03.html
強制ロスカット回避には損切りと資金管理が重要

強制ロスカットは、一定の資金を守ってくれる制度です。
しかし、何度も強制ロスカットに合ってしまってはあっという間にお金は底を尽きてしまうのはわかりますよね。
強制ロスカットは、発動されないことが一番です。
強制ロスカットにかからないようにするには、損切りと資金管理をしっかり行うことが大切です。
損切りは、つらいことですが、適切に損切りを行わないと、あっという間に資金は底を尽きてしまいます。
また、損失が出ているとつい熱くなって大きな金額で取引しがちです。
しかし、資金管理をしないで大きな金額で取引を行うと更に負ける可能性が高くなってしまうのです。
損切りと資金管理をしっかり行うことで強制ロスカットを回避することができます。
関連記事SBI FXのレバレッジは25倍!大損失を防ぐレバレッジ管理とは?
まとめ
今回は、強制ロスカットの仕組みとSBI FXのロスカットについて説明しました。強制ロスカットは、投資家の資金を守ってくれる最後の防波堤です。
しかし何度も強制ロスカットにあってしまっては、あっという間に資金は底を尽きてしまいます。
強制ロスカットにかからないためには、損切りと資金管理が何よりも大切なのです。
関連記事【スクショで解説】最短5分!SBI FXの口座開設方法!

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スプレッドの大きさ 83点 |
スプレッドの安定性 81点 |
スワップ 76点 |
取引ツール(アプリ等含む) 66点 |
情報量(ニュース) 72点 |
通貨ペアの豊富さ 78点 |
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サポート 72点 |
キャンペーン 68点 |
約定力 79点 |
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取引手数料 | スプレッド (ドル円) |
取引通貨単位 | 通貨ペア | サポート体制 | キャンペーン |
無料 | 1~1,000,000通貨0.18銭~ | 1通貨単位 | 34通貨ペア | 平日9:00~17:00 | 500円入金ほか |
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