【チャート解説】トルコショックとは?原因と為替への影響をわかりやすく解説

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トルコショックとは2018年8月に起きた通貨危機です。

トルコリラは8月の前半に約25%下落しました。

トルコリラの暴落は他国にも波及し新興国通貨を中心に大暴落をしました。

そこで今回は2018年8月に起きたトルコショックについて詳しく説明します。

また、トルコショックは今回起きているコロナショックとの共通点もあります。

トルコショックとコロナショックの共通点についてもわかりやすく説明します。

トルコショックが起きた3つの原因

トルコショックが起きた原因はアメリカとの関係悪化です。

トルコショックが起きた背景は主に3つです。

  1. 2016年にトルコがクーデター未遂の嫌疑でアメリカ人牧師を拘束した
  2. トランプ大統領がトルコに大規模な経済制裁を行うと警告した
  3. アメリカはトルコに対する関税を大幅に上げた

 

それぞれの背景について詳しく説明していきます。

2016年にトルコがクーデター未遂の嫌疑でアメリカ人牧師を拘束した

トルコはトルコのエルドアン大統領に対するクーデターを行った主犯者としてアメリカ人牧師を2016年に拘束しました。

この拘束は長期におよび、アメリカは何度も釈放を求めました。

しかし、トルコは聞き入れることをしませんでした。

これにトランプ大統領が激怒していたことが、トルコショックが起きた背景にあります。

トランプ大統領がトルコに対し大規模な経済政策を行うと予告した

トランプ大統領は、2018年7月26日はTwitterでアメリカ人牧師を釈放しなければ大規模な経済政策を行うと予告しました。

また、トランプ大統領のTwitterに先立ってアメリカ副大統領のペンス氏も同様の主張を行っていました。

トランプ大統領が実際にツイートしたことにより経済制裁の可能性は一気に現実味を帯びました。

アメリカはトルコに対する関税を大幅に上げた

トランプ大統領はTwitterでトルコに大規模な経済制裁を行うと予告しました。

しかし、このツイートの後もトルコはアメリカ人牧師を釈放をしなかったためトランプ大統領は2018年8月10日に経済制裁を実行に移しました。

具体的にはアルミニウムと鉄鋼関係の関税を2倍に引き上げました。

アルミニウムは10%から20%、鉄鋼関係は25%から50%へそれぞれ関税の引き上げが行われました。

トルコショックの影響

アメリカとトルコの対立は為替・株価に大きな影響を与えました。

トルコリラは対円に対しても大幅安になりました。

トランプ大統領がトルコの関税を大幅に上げたのは2018年8月10日です。

その時のトルコリラ円のチャートは以下のようになっています。

こちらを見てわかるとおりトルコリラは急落しています。

8月10日の1日でトルコリラは対円で約14%下落しました。

そして翌週の8月13日にはトルコリラは対円に対して過去最安値を更新しました。

またトルコの鉄鉱石やアルミニウムを扱う会社の株価も大幅に下落しました。

アメリカが関税を上げたことによりアメリカへの輸出が厳しくなると予想されたためです。

当時、アメリカはトルコの貿易の約6%ほど占めていたので影響は非常に大きいとみられたからです。

  • トルコが2016年にトルコ大統領へのクーデター未遂の嫌疑でアメリカ人牧師を拘束する
  • トランプ大統領は再三にわたって、アメリカ人牧師の釈放をトルコに求める
  • トルコはアメリカの要求を拒否する
  • しびれをきらしたトランプ大統領が2018年7月26日にアメリカ人牧師を釈放しなければ経済制裁を行うことを予告
  • それでもトルコは、アメリカ人牧師を釈放せず
  • 2018年8月10日にアメリカは、トルコに対して大幅な関税引き上げを行う
  • トルコリラは大暴落。2018年8月10日トルコリラは対円で14%安、翌営業日の8月13日には過去最安値を更新した

 

トルコショックは他の新興国通貨にも大きな影響を与えた

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トルコショックは他の新興国通貨にも大きな影響を与えました。

なぜ新興国に大きな影響を与えたかというと、トルコと同様に経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が脆弱な新興国では、資金流出の動きが強まったからです。

特にアルゼンチンペソは甚大な影響を受けてしまいました。

アルゼンチンペソはトルコショックが収まる9月末までに約32%下落してしまいました。

コロナショックのときのトルコリラ/円の動き

 

2020年のトルコリラ円の動きは1月に18.82円の高値をつけました。

しかし、コロナウィルスはトルコにも深刻な影響を与えトルコ経済は大きな打撃を受けています。

IMFの2020年のトルコの経済成長率の予想は当初3%のプラス成長でしたが2020年4月の時点でマイナス5%に変更しています。

コロナウィルスの影響でトルコの主要産業である観光業は壊滅的なダメージを受けています。

また、外貨準備高も2月末から4月にかけて約27%減ってしまいました。

外部環境に頼るトルコ経済の脆さが露呈してしまった形です。

トルコリラショックの時もアメリカに依存している弱さが出てトルコリラは大幅に下落しました。

今回のコロナショックでもトルコリラは大暴落をしています。

2020年4月21日には1トルコリラ15.31円まで下がっています。

今後どのような動きをしていくかは分かりませんがトルコショック同様コロナショックも新興国通貨に深刻な影響を与えていることがわかります。

まとめ

まとめ

今回はトルショックショックについて説明しました。

今回のコロナショックのようにいつ経済危機は起こるかわかりません。過去の経済危機を参考にすることは、経済危機が起きた時の対処法を考える上で非常に参考になります。

経済危機が起きた時に冷静に対応できるようにトルコショックだけでなく、過去の様々な経済危機の理解を深めるようにしましょう。

トルコショックが起きた3つの原因
  1. ・2016年にトルコがクーデター未遂の嫌疑でアメリカ人牧師を拘束した
  2. ・トランプ大統領がトルコに大規模な経済制裁を行うと警告した
  3. ・アメリカはトルコに対する関税を大幅に上げた

 

トルコショックの影響
  1. トルコショックは他の新興国通貨にも大きな影響を与えた
  2. コロナショックのときのトルコリラ/円の動き

 

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