メジャーSQと日経の反転をわかりやすく解説!

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メジャーSQと日経の反転をわかりやすく解説!

ヘッジファンドのひとつにマネージド・フューチャーズ(Managed Futures)戦略があることは以前ご紹介しました。

このヘッジファンドは世界の先物取引所に上場されている先物(コモディティ、金利、株式指数)や為替といった流動性の高い市場を投資対象に、テクニカル指標や定量分析を駆使して、投資対象を分散して(最低5種類)ポートフォリオを組んで、システム売買を行う戦略をとります。

トレンドフォロー、カウンタートレンド、短期売買と様々なトレード手法があります。

上場先物や為替であれば、すでにレバレッジがかかっていますので、大きなレバレッジを掛けてわずかな値動きを収益に変える投資戦略でもあります。

 

現在ではほぼ100%「アルゴリズム」と呼ばれるコンピュータを駆使したシステム運用のために、超高速の売買をするのが一般的です。

米国ではCTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザーズ)とも呼ばれています。

英国ではデリバティブ・ファンド・マネージャーとよばれています。

彼らは各国の金融庁にも認可登録されており、ヘッジファンドの中では唯一透明性の高いトレーダーです。

 

そのCTAとかマクロ系のヘッジファンドですが、6月5日のブルームバーグは、次のように伝えています。

三井住友DSアセットマネジメント調査部の生永正則氏は「欧州中心とみられる海外勢は新型コロナをきっかけに流動性の高い日本株のポジションを落とし、ヘッジや投機も交えて先物を思い切って売った」と語る。

しかし、「日銀ETF買いで思ったほど株価は下がらず、損失を抱えた先物のポジションは残ったまま。慌てて上値で買い戻さざるを得なくなっている」と言う。

 

また、別ルートの情報では「ES(S&P500)ミニをこの先1週間かけてシステマティックファンドが100-120憶ドルの株を購入しそうで、すべてCTAを通じて行われる。」という情報も聞いています。

となれば、タイミングとしては来週メジャーSQを迎える日経先物のにも影響を与えそうです。

 

6月5日の夜の雇用統計では、予想値よりだいぶ良い数値が出たので、株価は続騰、ドル円も上昇しました。

要するに、CTAたちがES(S&P500)ミニや日経225先物がショートになっており、来週の日経のメジャーSQまでに清算せざるを得ません。

 

SQについてはHS証券の説明によれば、

SQとはSpecial Quotationの頭文字を取ったもので、「特別清算指数」と呼ばれます。

SQは当該限月の第2金曜日に算出され、先物とオプションの両方の精算がある3,6,9,12月の第2金曜日に算出されるものを「メジャーSQ」、それ以外の月の第2金曜日に算出されるものを「マイナーSQ」と言います。

このSQ日が当該限月の取引の決済日であり、当該限月の取引はその前日までとなります。

取引の最終日までに反対売買で決済されなかった建玉は、SQ日にこのSQの値段で強制的に決済されます。

 

また、ブルームバーグでの情報ですが、次のように分析しています。

日経平均は3月19日に今年安値1万6358円を付けて反転し、5月以降は世界的な経済活動再開期待から上げに拍車がかかり、2万3000円に急接近した。

来週12日にオプションとともにSQ算出を迎える株価指数先物6月限は、3月に1万7000-1万8000台水準で連日大商いとなっていた。

先物の売りはいずれ反対売買する必要があり、3カ月ぶりのメジャーSQがポジション整理の機会となる。

 

ところで、6月5日の雇用統計後の日経6月先物は、23,000円を超えてきました

ES(S&P500)ミニも雇用統計後すでに1.5%も上昇しています。

マクロ系やCTAの損切でしょうか?

 

さて、メジャーSQの来週あたりに日経のピークが来るんじゃないかという話です。

今年は新型コロナの感染が始まってから株が暴落し始めましたが、日銀や信託銀行、企業の自社株買いが下落場面でCTAやマクロ系などの海外勢の売りを吸い上げたのが今年これまでのマーケットのようですが、これらの主体はいったん買えばすぐに売りません。

利益確定売りが出づらいために、ちょっとしたボリュームでの買い戻しでも値幅が出やすくなっていて、買い戻し余力は大きくなります。

大和証券によると、海外勢の日経平均の先物売りコストは5月2週時点までで20,100円とのことです。

 

余談になりますが、3月時点で日銀の日経ETFの損益分岐点は黒田総裁によれば19,500円でした。

そろそろ利確したらどうかと思いたくなります。

 

海外勢CTAたちの読みが間違ったのでショートカバーによる損切は仕方ないとは言え、売った先がこうしたすぐ利食いをしそうにない日銀などの日本勢であったことは、「つき」がなかったということになりますね。

 

これまでの経験則では、メジャーSQで株価の方向性が変わることが多いと言われています。

前回のメジャーSQは今年3月13日でしたが、暴落していた株価はメジャーSQから少し経って反転しています。

日経は3月19日に底を付けました。

短期的には急伸相場はせいぜいSQ前後までという認識です。

今回のショートカバーによる株価の上昇は買い戻しが一巡したらそろそろ注意が必要ということになります。

 

そのメジャーSQが6月12日に訪れます。

つまり、6月8日の週はそのメジャーSQの前日まで非常に大きな額の買いが日経でも行われる可能性があります。

 

これも6月5日のブルームバーグ情報ですが、

ゴールドマン・サックス証券が今月に入ってTOPIX先物を大量に買い越すなど、海外勢の先物の買い戻しは足元で一段と加速している。

もっとも、売りが乏しい中での踏み上げ相場はテクニカル的な過熱感も生みつつある。

東証1部の上昇・下落銘柄数の百分比を示す騰落レシオは150%まで上昇し、経験則的に「過熱気味」とされる120%以上を大きく上回る。

 

近々ピーク説のもう一つの理由と考えられるのが、6月4日あたりから少し長期金利が上昇気味に推移し始めたことです。

現在低い金利環境を前提に株価が上昇してきているので、もしも金利の上昇が続くと株価を支えられてなくなる恐れがあります。

もっとも、遠くの空に雲が見えはじめた程度のリスクなので、まだ個別株の売却などの行動を起こすには早すぎるのかもしれませんが、上昇しやすくなっている金利をFRBの大量の国債購入で無事に抑え込めるのか?

それが今後の焦点になりそうです。

メジャーSQに注目です。

著者プロフィール

memo
ウィンインベストジャパン( https://win-invest.co.jp/ ) 齊藤トモラニ 老舗FXスクール代表。 FX会社主催のセミナー講師としても活躍する。
著書に『簡単サインで「安全地帯」を狙うFXデイトレード』
ロンドンfxの松崎美子さんと一緒にYouTube「fxの流儀」を配信中

 

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